無能なナナ 9巻 感想 ネタバレ

2022年10月24日無能なナナ

月間少年ガンガンに連載されている無能なナナ 第9巻のネタバレ、感想です。

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無能なナナとは

絶海の孤島にある学園で、「人類の敵」と呼ばれる怪物から人々を守るために各地から集められた超能力を持つ少年少女達の物語【学園×知略×サスペンス】
2016年6月号から連載を開始し、2020年10月から全13話のテレビアニメ版が放送されました。

あらすじ

9巻あらすじ

相馬に嵌められ、西城殺しの罪を着せられ死刑を言い渡されるナナ。事件の全容を解けず、頼みのモエは最愛の祖母を亡くし、失意の様子。果たしてナナはモエを救い相馬を撃退できるのか。そして鶴岡による革命が始まる。

無能なナナ9巻の表紙
無能なナナ9巻 amazon商品ページ

そんな無能なナナ第9巻の見どころを紹介します。
ネタバレを含みます。ご注意ください。

第9巻以降の記事はこちら

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無能なナナ 9巻感想・ネタバレ

第61話 モエPART7

ナナはサチコと買い物に来ています。ランニングシューズと自転車を購入したナナはそのまま瞬間移動で店を後にします。
倉庫にたどり着いたナナは相馬に殺されるくらいならと逃亡することにしたと、サチコに別れを告げます。

倉庫に入ると、橘ジンがいて、相馬対策にタイヤを並べてもらいます。
ジンはモエのことを信用しないほうが良いと釘をさしますが、ナナはミチルを友達だと思ったように、モエを仲間だと信じたいと言います。

モエは実家でおばあちゃんの幻影を見ているようです。

第62話 モエPART8

ナナと相馬の元にモエが帰ってきます。
モエへの事情聴取をキョウヤがすることになり、事件当日相馬を見たか聞きますが、モエは何も見ていないと言います。キョウヤは守衛の記録から絶対に現場を通ったと主張しますが、モエはもう学校を辞めて、おばあちゃんと暮らす。何も知らないです。と去っていきます。

変な態度のモエに何か隠していると皆が思って、相馬はナナを処刑しづらくなります。
そのことを相馬は鶴岡に相談すると、鶴岡は言います。
柊が犯人だが、真壁は友達だから黙っているということにすればよいと言います。

深夜、ナナは事件現場を確認し、事件の全容を把握します。
しかし、どうやって準備した倉庫に相馬をおびき出すか…と考えます。

第63話 モエPART9

モエは部屋の前に置いてある食事を見て、ナナのことを葛藤します。
そんなモエの前に相馬が現れ、殺さないでおいてやるから言うことを聞けと脅します。
おばあちゃんの死を思い出し、死に恐怖するモエ。
相馬の言うことを聞くことにします。

ナナは橘ジンに誘われディナーに来ています。
ナナはジンに相馬のことを相談します。
倉庫に誘い出せれば勝算はあるんだが、夜に一人で倉庫にやってきてくれるほど甘い相手ではないと。
甘いのは君じゃないのか?
以前のキミは殺人に容赦がなかった。だから相手も必死になったと。
そんなとき、ナナにモエから電話が来ます。
ナナは誰にも電話番号を教えていないため、相馬におびき出されていると確信します。

第64話 モエPART10

モエを餌に相馬がどこかに隠れているとナナは予想しますが、倉庫に誘い出すチャンスだとも考えます。
ナナはモエに声をかけようとしますが、絶望したモエの顔を見てナナは言葉を失います。
すると、モエに拘束されるナナ。
しぇんぱいが悪いんですよ。いっぱい殺してきたのに・・・。コハルを撃とうとしたモエを止めたのは何故ですか?殺すって…死ぬってなんなんですかっ!?

ナナは何も言えず、しばらくした後喋り始めます。
あのときミチルちゃんはだから何も言わずにわたしの傍にいてくれたのかって・・・
モエちゃんが苦しんでるのが痛いほどわかって・・・ごめんなさいと謝ります。

モエが驚いていると、相馬がナナを蹴飛ばしクラスと中継を繋ぎます。
モエは証言を始めます。
モエは見たんです…。車の傍で手をたたいて喜んでいる…
相馬クンの姿を

切れる相馬にモエは言います。
やっとわかったんです。本当に優しい人はモエが困っているときにああしろこうしろって言わないです。
モエを大事にしてくれる人をこれ以上裏切りたくないです。っと

モエをぼこぼこにする相馬。
相馬は、真壁と柊はグルで犯行を暴かれて俺を殺そうとしたというシナリオにしようとします。

ナナは起き上がり言います。
お互いもうやめないか?人間のふりをするのは

第65話 モエPART11

クラスの人達がモエとナナを探しに来ている声が聞こえます。
邪魔が入ると面倒だから場所を変えよう。と相馬に言います。
ナナは逃げ、相馬を倉庫におびき寄せます。
相馬は一面タイヤが積まれた倉庫に驚きます。
お前は電気を使うらしいな。
相馬はタイヤは100%ゴムじゃない。漏電性があると言います。
ナナは相馬を挑発して電気を使わせようとしますが、相馬はタイヤに水がはいっていることに気付きます。
相馬はジュール熱で爆発することから下手に使えないと思いますが、柊は心中するつもりのわけもなく地下があると気付きます。地下への入り口を見つけ入ろうとする相馬。
その瞬間ナナは相馬を地下へ突き通し鍵をかけます。

ナナは言います。
能力について語るだけで実演しなかったのはお前が初めてだ。
本当に落雷級の能力だとしたら、事件が一本に繋がった。

そこにサチコが現れます。
相馬をやっつけたことに驚いているサチコだが
ナナはあたりを暗くして言います。
準備していたのはお前に対してもな。
なぜなら西城さんを殺したのはお前だからだ。

第66話 モエPART12

相馬と共犯なのはわかっている。
私を捕まえ地球の裏側にでも飛ばせばよい。とナナは言います。
真っ暗闇の中、サチコはナナの蛍光色の靴に気付き、近づきます。
ごめんなさい…許して…
靴だけ残していたナナは、棒を持って言います。
もしその餌に食いついていたら、これを振り落とすしかありませんでした・・・
でも、聞いてほしいの!というサチコに、今はモエちゃんの無事を見たいと言い病院に向かいます。

病院でモエの無事を確認していると、サチコはキョウヤに連行されます。
キョウヤは言います。柊の部屋に車の鍵を入れたのはお前さんかな?
お前さんの瞬間移動能力は強いが、それを恐れないやつは相馬だ。
相馬は全身に大電流を流せるが、お前さんは人を捕まえないと瞬間移動させれない。
本当は…西城じゃなくて相馬を殺そうとしたんだろう?
自動車はたとえ落雷に打たれても電流を地面に流し、中の人間は守られる。

サチコは事件当日を語り始めます。
サチコは相馬に脅され、待ち合わせの時間を指定されましたが、車を使って相馬を殺す計画をしていました。
しかし、実際にいたのは相馬じゃなくて西城であり、ひき殺してしまいました。
とにかく…ごめんなさい…というサチコ

場面は移り、閉じ込められた相馬の元に中島が来ます。

第67話 革命の始まり

モエは夢の中でおばあちゃんに別れを告げ、病院で目覚めます。
しぇんぱい…何故助けてくれたのですか?
罠とわかっていても、自分のせいで傷つく人を見たくないということです。
モエちゃんが相馬を告発したことで、相馬を誘い出せました。
逃げずにわたしを守ってくれました。
モエは言います。それは・・・友達ですから。
満面の笑みでナナははいと言います。

場面は移り、相馬を助けた中島。
ここで能力を使うとそんなにまずいの?と聞きます。
水蒸気爆発が起きるから使えないという相馬。
いいややるんだ。
もともと鶴岡から大事件を起こせって言われてて、てきとうな能力者を探していたんだ。

サチコの処遇をどうするか考えるキョウヤたち。軍も警察も頼りにならないというキョウヤにナナは言います。
能力者は"人類の敵"であり、秘密裏に抹殺されるべき対象なのです。
ナナは、フウコやサチコに殺人の土壌をつくってしまったことを謝ります。
直接手を下したこともあるんだな?というキョウヤにナナは肯定します。
私は殺人鬼でもともとあなたがたを全員殺すつもりで島にやってきたのです。
驚くフウコとサチコ。キョウヤはナナに言います。
お前さんに死んでもお詫びして欲しいってやつが群がってくるだろうよ。
しかし、お前さんとはやりあった仲だ。最後まで聞いてやる。
私も証言しよう。と橘ジンが現れます。
そんなきみに朗報だ。きみのお兄さんについてわかったことがーー
その瞬間大爆発が起きます。

鶴岡が現れ言います。柊ナナ貴様をテロ行為の被疑者として拘束する。

第68話 革命、そして笑顔

一般市民にも死傷者が出て、相馬ダイスケの殺人容疑があるという鶴岡。
被害報告が早すぎないかね?とジン。
これを機に能力者を大々的に迫害しようという魂胆だろ?
ジンはサチコにナナを連れて逃げろと指示します。
ナナはサチコと共に学校へ消えます。

柊を捕まえにきたやつが、柊が去ったのに銃口を降ろさないのはおかしい。とキョウヤは言います。
ジンに銃口をずっと向けていることから橘ジンが強いとキョウヤは予想します。
こう衆目が多いとシンプルな能力しか使えないが、それでも必要十分だろうがね。
能力を使おうとする人に鶴岡は発砲します。
ジンの動作から殺気を読み、封殺する鶴岡。
キョウヤはジンを庇い信号機をへし折るように指示します。
鶴岡は信号機が倒れてくる手前で止まり、言います。
俺の位置から橘の顔は見えない、小野寺が合図を送ろうとしていることも。
それでもわかるのだ。
これより能力者狩りが始まる。これはその第一歩だ。

学校に戻ったナナは皆に、殺人鬼だということを明かし、危険が迫っていることを告げようとします。
しかし、現れた中島がナナに殺されそうになったことを打ち明けていて先手を打たれました。

橘ジンとキョウヤは軍に輸送されているのをフウコが遠目から見守ります。
学校に戻ったフウコは皆に報告しようとしますが、サチコがそれを止めます。
ナナは全てを打ち明けたのだが、中島が何か言うと皆が狂ってしまい暴行されて…
動かなくなったナナを軍人が袋に詰めて輸送したようです。

こうして世間で能力者は"人類の敵“だと公表されました。

ナナは独房から運ばれ面談を受けているようです。
あなたがここにきて3年がたちました。公正したと思いますか?
はい。能力者は人類の敵です!“とナナは満面の笑みで言うのであった。

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まとめ 感想

第9巻では、相馬の話が終わり、遂に能力者が"人類の敵"と世間に公表されました。そして衝撃のラスト。3年たったナナは初めて学園に侵入したときのような顔になっていました。本当にるーすぼーいさんは衝撃の展開を生むのが上手い。

モエと相馬の話はそんなに感情移入できなかったのは私だけですかね。サチコも共犯だったというオチは面白いですが、今回はトリックもうーんて感じ。相馬が取り乱していたとはいえ、能力の使えない倉庫に留まるのも意味わからないし、裏切られた瞬間モエを即殺さないのも納得性が低いし。サチコが脅されていたのも、サチコの能力で相馬の目の前に圧倒的質量を転移させればそれだけでよかったような・・・?ものを転移させられる時点で、瞬間移動能力者が電気能力者に勝てないって前提も納得性が低いです。後、橘センパイは攻撃されると念動力使えないの・・・?弱くない?今後の展開のために必要だったんでしょうけど、あっさり橘センパイがやられるのもこれまでの強者感を覆されるようで悲しいですね。それならまだ鶴岡が能力者だったとか、中島の能力で無効化されたとかの方がよかったです。

次巻は能力者が投獄された収容施設の話のようです。

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