シャングリラ・フロンティア 5巻 感想 ネタバレ
週刊少年マガジンに掲載されているシャングリラ・フロンティア 第5巻のネタバレ、感想です。
目次
シャングリラ・フロンティアとは
正式名称は『シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~』、通称シャンフロと呼ばれ小説家になろうで連載している小説がコミカライズ化した作品です。原作人気が凄まじいことで、書籍化より先にコミカライズ化しています。
2020年7月に連載スタートし、2022年4月時点で220万部を売上突破しています。
フルダイブ型のVRRPGの世界で神ゲーと呼ばれている『シャングリラ・フロンティア』にクソゲーハンターの主人公が挑むという内容になっています。

あらすじ
クソゲーをこよなく愛する陽務楽郎は、クソゲーの対極に位置する神ゲー、登録者数3000万人のフルダイブVRゲーム『シャングリラ・フロンティア』を購入。プレイヤーキャラクター、サンラクとしてシャングリラ・フロンティアの世界に足を踏み入れる。とうとう第三段階に入った“墓守のウェザエモン"これ以降は全て未知の世界の中、サンラクは新装備で反撃に出る。
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シャングリラ・フロンティア5巻感想・ネタバレ
第36話 刹那に想いを込めて その六
サンラクはウェザエモンに"戦角兜【四甲】"と"兎月"の新装備で挑みます。ウェザエモンの攻撃に対し、「頭パリィ」で弾きます。両手が開いたサンラクは8万マーニ払って買った新スキル"【水鏡の月】"で攻撃します。ウェザエモンの背後に鏡を出現させ「鏡像体」として当たり判定を出現させます。ウェザエモンは背後に気を取られます。その隙に気づかれない状態で攻撃すると威力が倍増する"アサシンピアス“で攻撃します。そして“ドリルピアッサー“で追撃します。
一方、麒麟の方も変形により厄介になっていました。ダメージは入るようですが、時間を稼げれば及第点というペンシルゴンに対して、カッツォは満点を取りたいと言います。そんなカッツォに魔魂丸薬を渡します。これは15分能力を大きく向上させるがかなりの副作用があるという物。副作用は問題ないとカッツォは口に入れますーー
第37話 刹那に想いを込めて その七
魔魂丸薬はレベルと同様ステータスが得られるが、副作用は30秒ごとに1レベルダウンするというもの。しかも永続的に。この戦いが終わればカッツォはレベル20からやり直すことになります。ペンシルゴンも対価の天秤によりステータスを上げます。カッツォの"インファイト“からの"ダブルインパクト“、ペンシルゴンの"日差しの穂先“でダメージを与えますが破損には至りません。
一方ウェザエモンと戦うサンラクはHPを9/30に保ちながら戦っていました。HPが1/3の時だけに発動するスキル"クライマックスブースト“敵のレベルが自分のレベルより高いほどステータスが上昇するスキルです。兎月上限でクリティカル時にHP減少と次攻撃時に補正が入り、兎月下弦でクリティカル攻撃時にHP回復を回復します。また"飢餓の闘志“を発動させます。一分間スタミナ・器用・技量を犠牲に筋力・敏捷・耐久力を上昇します。その上昇率は空腹度と残りHPの少なさに比例します。
そんな中ウェザエモンの動きが止まります。サンラクの付けているエムルにもらったネックレスを見つめ「アリス」と呟きますーー
第38話 刹那に想いを込めて その八
ウェザエモンは呟きます「アリス、認証キー断片アリス。フロンティアは成された。二号計画の申し子」
本気モードになります。
「我が晴天大征にて潰えよ」
“断風“の後すぐに"雷鐘“、"入道雲“、"大時化“を間髪入れずに発動してきます。そして新技"火砕龍“からの"灰吹雪“という大技まで繰り出してきます。
なんとか全部避けるサンラク。しかし、最後の大技“天晴“によりサンラクの足が動かなくなり一刀両断されます。
第39話 刹那に想いを込めて その九
サンラクは死ぬ間際に「再誕の涙珠」を頭上に投げておりなんとか復活します。しかし、頭と腰装備が壊れています。“天晴“には装備破壊効果がついているようです。
ウェザエモンは先ほどと同じ動きを見せます。30秒間ランダムにスキルを絶え間なく発動し、最後に“天晴“が発動するようです。問題はこの“天晴“。回避行動が阻害されるうえに防御不可。サンラクは再び「再誕の涙珠」を真上に投げます。蘇生アイテムは後5つ。30秒ごとに“天晴“が来ると考えると後3分しか生きれません。10分生き残ることが不可能なので晴天大征を攻略することにします。
最後の蘇生アイテムを使い切ったサンラク。後はありませんーー
第40話 刹那に想いを込めて その十
一方カッツォとペンシルゴン対 麒麟。ペンシルゴンは麒麟の腹部が弱点だと睨み、カッツォに動きをとめてもらい"日差しの穂先“で攻撃し胸部を破壊することに成功します。しかし、破壊した中身から光を放ちミサイルやビームが飛んできます。逃げる二人ですが、サンラクに嫌味を言われたくない思いから倒すことに決めます。
第41話 刹那に想いを込めて その十一
ペンシルゴンは2本あるうちの一本の槍を使い、魔法"黒楔の槍“で相手の影を刺すことによって行動を封じます。5秒ほどしか封じることはできませんがもう一本の槍で仕留めに行きます。「巨人殺し・串刺し」プレイヤーより大きな体を持つ相手にダメージ補正が入ります。ミサイルが当たり右腕がやられますがもう片方の腕で攻撃します。そしてカッツォが"人工パイルバンカー"という技でとどめをさします。
第42話 刹那に想いを込めて その十二
サンラクは、最後の晴天大征に挑みます。兎月の合体形態「双弦月」でパリィを決めようとします。天晴の発動のタイミングでサンラクはミスをします。HPが11/30のため"クライマックスブースト“が発動しません。そこでペンシルゴンとカッツォがセツナの墓にナイフを突き立てます。それにより一瞬ウェザエモンの動きが止まります。
その隙にサンラクは自刃でHPを1にします。ウェザエモンは“天晴“を放ちますがサンラクの"致命の三日月“により粉砕されます。
第43話 刹那に想いを込めて その十三
「見事。晴天転じて我が究極の天晴、言葉は移りて祝いに転ず、"天晴(あっぱれ)である"」
ダジャレかよとサンラクは突っ込みます。セツナにもよく言われたとウェザエモン。そのままウェザエモンはセツナの墓前に向かいます。そして刀を突き立て消えていきました。そこにNPC「遠き日のセツナ」が現れます。今のセツナはセツナが生み出した残滓のようでした。今のセツナは役割を終えたので消えてしまうようです。セツナは3人を"世界を拓くもの“、"二号計画の末裔“、もし世界の真実を知りたいのならば"バハムート“を探しなさいと言います。そしてペンシルゴンに「いつも私に会いに来てくれてありがとう、大好きよアーサー」と言い消えていきました。
ユニークシナリオEX『此岸より湖岸へ愛をこめて』をクリアしました。
そしてゲーム全体へアナウンスが入ります。「サンラク・ペンシルゴン・カッツォの3人がユニークモンスター"墓守のウェザエモン"を討伐、これによりワールドストーリーが進行します」
第44話 進む世界、明かされる英雄
“七つの最強種“を倒したことでシャンフロ全体が騒ぎ出します。トップクランの黒狼(ヴォルフシュバルツ)ではリーダーのサイガ-100がアナウンスされた3人に興味を持ちます。そんな中サイガ-0はフレンドがピンチと言ってその場から消えます。
墓守のウェザエモン戦を終えた3人の元に「阿修羅会」のリーダーオルスロット達が現れます。オルスロット達は3人からドロップアイテムを奪おうと襲い掛かってきます。そこに、サイガー0が現れます。サンラクがフレンドに救難信号を出していたためでした。オルスロット達を撃退したサイガー0にペンシルゴンは自分のこともPKしてほしいと頼みます。クランを売った自分の罪を精算するためです。しかしただでやられるつもりはなく本気で戦うようです。
第45話 ケジメとオーバーキル
“廃人狩り“と戦うなら本気を出すとユニーク武器「天帝魔王」を出し、バフをかけていきます。ペンシルゴンは応戦しますが、「混沌よ、世界を喰らえ」「ケイオス・ヴォイド」のセリフとともにペンシルゴンは跡形もなく消えました。
場面は移り、現実世界。運営らしき女性がウェザエモンが倒されたことに怒ります。ウェザエモンは序盤に倒されていいユニークモンスターではないと言います。
“ワールドストーリー進行度12%“
まとめ 感想
5巻では七つの最強種“墓守のウェザエモン“との戦いに遂に決着がつきました。ウェザエモンの晴天大征をどう攻略するかが面白かったです。いちいち技名がかっこよいですね。
急遽無名だったサンラクやカッツォが全体アナウンスで今まで倒されたことがないという"七つの最強種“を倒したと告知されこれから多方で警戒されていくのでしょう。"墓守のウェザエモン“のドロップアイテムやらこれからの3人の話は6巻以降で話されるのでしょうか?二号計画の末裔だとかバハムートだとかは現時点では意味がわかりませんがわかりやすい伏線として今後が楽しみです。