【盤上のオリオン】登場人物一覧・相関図まとめ――キャラクターの関係性を徹底整理

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まとめ

週刊少年マガジン掲載の漫画『盤上のオリオン』の登場人物を一覧でまとめました。

「このキャラ誰だっけ?」「あのシーンに出てきた人は?」という疑問をすぐ解決できます。
以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。

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キャラクターを以下のグループに分けて紹介しています。

  • 主要人物(二宮夕飛・茅森月・佳澄碧・久慈彼方)
  • プロ棋士・重鎮(里村昆・長谷川豪潔・鍛冶晴臣・天戸蓮耶・壬生・千葉省吾)
  • 奨励会・三段リーグ勢(鞍馬清太郎・苅野勉三・曽我部・道尾羊輔ほか)
  • バーphilip周辺(茅森直子・壱岐・岩渕・バーの常連客)
  • アマチュア勢(神奈川のペンタゴンほか)
  • その他の人物(狩房あやめ・海老名楓・長沢俊介ほか)

末尾に関係図まとめもあります。

主要人物

二宮夕飛(にのみや ゆうひ)

初登場第1話
段位・肩書き三段
異名新世代の受け師
お菓子たけのこの里

この物語の主人公。
棋風は「受け師」——相手の攻撃を受け流し、カウンターを狙うスタイル。

幼い頃に震災で両親を亡くし、祖父に引き取られた。
傷心の子供を元気づけようとしたのが将棋との出会いで、対局後には勝てばごほうびのココア、負ければ「次勝とうな」とレモンティーを買ってくれる祖父の姿が温かい。
しかし祖父が亡くなったあたりから連敗が始まり、23連敗という地獄を経験する。

三段リーグ復帰7局目でようやく勝利を掴み、物語は新たな局面へ向かう。
茅森月との出会いが夕飛を将棋へと引き戻し、夕飛をさらに高みへ連れていく。

印象的な場面として、千葉省吾が夕飛にこう告げるシーンがある。
「千駄ヶ谷で待ってるぜ」
久慈との対局を諦めかけていた夕飛への、千葉からの静かなエールだ。

茅森月(かやもり つき)

初登場第1話
所属三段リーグ(編入)
異名
お菓子鳩サブレー

昼は清楚な生徒会副会長、夜は将棋バーの無敵の真剣師。
詳しくは茅森月まとめページをご覧ください。

攻撃至上主義の棋風は、父・鍛冶竜王の生き写し。
鳩サブレーをかじりながら「戦闘開始よ」と静かに闘志を燃やす姿が印象的。

佳澄碧(かすみ あおい)

初登場第32話前後
段位・肩書き三段(ノーベンバー11)
異名飛車氷鶴
お菓子ポッキー

女性初のプロ棋士を目指す、奨励会最強の三段。
束縛を嫌い、自由を好む奔放な性格だが、その裏には先人たちから受け取ったバトンの重さがある。

天戸いわく「月が満ちるように、棋士になる時はとうに満ちている」と言わしめるほどの実力を持つ。
三段リーグでの茅森月との対局では、持ち時間で大きく不利な状況から逆転し、
「ようやくつかまえた、茅森月」という一言とともに決着をつけた。

狩房あやめから受け取った「後はあんたに託したで」というバトンを胸に、今日も盤上で戦い続ける。

久慈彼方(くじ かなた)

初登場第1話
段位・肩書き四段
異名常勝の天才
お菓子不明

この物語の頂点に君臨する存在。
端正な顔立ちから私設ファンクラブも持つ。
将棋バトロワではムーンライトのハンドルネーム。

永世名人・加藤八段の持つ連勝記録28連勝を塗り替える29連勝を達成(30連勝はならず)。
第16話で茅森月とバーで対局し、「あなたの将棋は華やかだ、無垢で天真爛漫、身勝手で傲慢、児戯に等しい」と一刀両断。
この一言が茅森月を奨励会へと向かわせる運命の一手となった。

 

プロ棋士・重鎮

里村昆(さとむら こん)

初登場第55話
段位九段・永世竜王
異名

将棋界の生きる伝説。
15歳で棋士となり、21歳で棋聖、23歳で名人位、25歳で竜王位を獲得後3期防衛・3度奪還という前人未到の記録を持つ不世出の天才

長谷川豪潔の師匠でもあり、のちに茅森月の師匠となる。
55話で将棋会館にて茅森の将棋を見て、こう評した。
「その攻撃は龍のように苛烈だが 陣容は深くとらえ所がない まるで海のようだ」
この一言が里村と茅森の縁を結ぶことになった。

長谷川豪潔(はせがわ ごうけつ)

初登場第20話
段位八段
異名言葉を棋力と取引した男

人見知りで口下手という意外な素顔を持つ八段棋士。
キャバクラで女の子に華奢なことをからかわれてからという噂もある。
師匠は里村昆。

「言葉を棋力と取引した男」という異名の通り、言葉を持たない分だけ将棋の強さに全てを注ぎ込んだような棋士だ。

鍛冶晴臣(かじ はるおみ)

初登場第75話
段位九段・現竜王(二期防衛中)
異名

傲岸不遜・無礼千万・唯我独尊。「竜のように気高く猛々しい」と評される現竜王。
里村昆の「不肖の弟子」という肩書きも持つ。

酒に溺れ、借りた金は返さず、ギャンブルに目がなく、朝からパチンコ屋に並ぶ目撃談も多数。
「子供に見せたくない棋士No.1」という不名誉な称号付き。

しかしその娘が茅森月——気質は生き写しだと壬生は語る。
小学5年生の茅森月に将棋で負けた日から月のもとへ来なくなり、仕送りも止めて将棋に全てを捧げた。
この「鬼に堕ちた」エピソードが、茅森月という棋士の深みを作っている。

天戸蓮耶(あまと れんや)

初登場第92話
段位六段
異名貴公子

佳澄碧の兄弟子。
飄々とした語り口で核心を突く言葉を放つ、独特の存在感を持つ棋士。

「棋士とは屍の上に立っている」「柵こそが佳澄碧の強さ」「月が満ちるように時は満ちている」など、
この作品の哲学的なセリフの多くを担っているのが天戸だ。
壬生の現実主義と好対照をなす、理想主義の語り手でもある。

壬生(みぶ)

初登場第1話
段位五段
異名

口が悪く、一見嫌な奴に見えるが、実は面倒見がいい。
茅森月を「竜の血統」と見抜き、「育てたのは全員だ」と言い放つシーンは読者の心を掴んだ。
茅森との出会い第54話は必見である。
天戸とのかけ合いが多く、壬生の現実主義vs天戸の理想主義という対比が作品に深みを与えている。

千葉省吾(ちば しょうご)

初登場第2話
段位四段(17歳でプロ入り)
異名不動の千葉
口癖「硬派だぜ」

得意戦法は米長流急戦矢倉。師匠は鈴原六段。趣味は仏閣巡り。
どの相手にも互角に戦える「不動の千葉」として知られ、久慈彼方の29連勝を止めた棋士でもある。

駅で茅森月を見かけて一目惚れし、「君がそばにいてくれたら前人未到の8冠をとれる」と宣言した熱い男。
しかし月が夕飛に結婚をちらつかせて対局を組ませる場面では、夕飛がきっぱりと千葉の手から月を引き離す——この場面は夕飛がカッコよく見える名シーンだ。

 

奨励会・三段リーグ勢

鞍馬清太郎(くらま せいたろう)

初登場第47話前後
段位三段
異名AIを凌駕する男
お菓子きのこの山
口癖「生きるって退屈だな」

世界的電子機器企業・KRMテクノロジーの御曹司。
優秀な人材を輩出し続ける鞍馬家の中でも卓抜の麒麟児と称される。
棋風は負けにくく連敗しない安定感が特徴。

幼い頃から天才すぎて周囲から浮いた存在だったが、唯一話が合ったのが従兄弟の卓。
その卓が自殺し、「生きるのは退屈」という言葉が頭をよぎる中で出会ったのが夕飛・佳澄たちだ。
彼らを通じて清太郎は気づく——「生きるのはちょっとしょっぱくて苦くてこんなに綺麗なんだね」と。

夕飛が一時来なくなり、再起して戻ってきたとき「追いついてやる」と言った。
清太郎は苛立ったが——それは「自分の方が前を歩いているのに」という意味ではなく、
「ずっとお前は俺の前を歩いているじゃないか」という気持ちからだった。
この場面が清太郎と夕飛の関係性の深さを一気に引き出す名場面だ。

苅野勉三(かりの べんぞう)

初登場第58話
段位三段(三段リーグ参戦中)
特徴観戦解説役

三段リーグの場面でたびたび登場し、対局の解説を担当するキャラクター。
「快投乱麻なり!」「天晴れなり!」など格調高い言葉で局面を語る姿が印象的だ。
ただし自分の対局中に隣の盤面を観戦して相手から「お前の手番だぞ」と突っ込まれることも多く、
三段リーグなのにn自分のことはそっちのけキャラクターとして読者に愛されている。

曽我部(そがべ)

初登場第53話
段位三段

二宮・清太郎・佳澄と仲がいい。ラーメンをおごってくれたりと面倒見のいい存在。
三段リーグの仲間として自然な形で登場し、場の空気を和らげるキャラクターだ。

道尾羊輔(みちお ようすけ)

初登場第17話
段位三段(14歳)
異名二宮キラー・三段リーグ二連勝

将棋会館で夕飛が復帰した際、成り行きで対局することになった相手。
14歳にして三段という若き強者だ。

生方橙和(うぶかた とわ)

初登場第58話
段位三段(13歳)
異名ブルーアオパカ

13歳という最年少クラスの三段。将棋バトロワのハンドルネームは「ブルーアオパカ」。
夕飛との対局(81〜88話あたり)は名勝負である。

木佐貫昇太(きさぬき しょうた)

初登場第58話
年齢25歳

「あいつらの才能を目の当たりにして納得させられちまった 自分とは違う何かだってな」
「だから俺は喜んで踏み台になろうと思う」

この言葉が木佐貫昇太というキャラクターの全てだ。
才能の差を認め、踏み台になることを選ぶ——「屍の上に立つ棋士たち」のテーマを体現した人物のひとりだ。

市川周鳳(いちかわ しゅうほう)

初登場第58話
年齢17歳
異名眠りの超急戦
棋風超攻撃型(睡拳)

眠そうな外見とは裏腹に超攻撃型の棋風を持つ17歳。
「眠りの超急戦」という異名が棋風と外見のギャップを絶妙に表している。

七尾正文(ななお まさふみ)

初登場第63話
年齢16歳
異名罵られて喜ぶドM
棋風よく喋りながら守りを固める

異名がすでに全てを語っている(笑)。
守備型のスタイルに加え、対局中によく喋るという特徴を持つ。
おじさん的には少し親近感を覚えてしまうキャラクターだ……。

バーphilip周辺

茅森直子(かやもり なおこ)

初登場第1話
年齢45歳
肩書きバーphilip経営者・茅森月の母

帰り道を照らす月を見て娘の名前を「月」と決めた、情感あふれる母。
「我が娘ながら悪鬼羅刹のようだわ 閻魔様もびっくりよ」と娘に対して言い放てるほどのサバサバした性格(笑)。

壱岐(いき)

初登場第1話
肩書き二宮の兄弟子

面倒見のいいアニキ的存在。
物語の冒頭、17連敗で傷心の夕飛をバーphilipに連れてきた人物で、
茅森月と夕飛の運命的な出会いをお膳立てした陰の功労者だ。

岩渕(いわぶち)

初登場第1話

壱岐とともに登場する人物。

バーの常連客たち

バーphilipには個性豊かな常連客が通っている。
夕飛が特訓した結果、彼らが強くなり茅森月を苦戦させるというエピソードが印象的だ。

  • 小山田:「ガンガン仕掛けていく」攻撃派。月には「単価の低い客」とのしられる
  • 西本:「固く守って持久戦」の守備派。月には「角刈り猪八戒」と呼ばれる
  • 鈴木只男:41歳・アルタイル興信所勤務・浮気調査674件担当・アマチュア5段。「変則的に撹乱させて攻めていく」スタイル。月には「変態メガネ紳士」と呼ばれる

三者三様の棋風が、ここでも将棋の奥深さを表している。

 

アマチュア勢

神奈川のペンタゴン(第25話)

アマチュア大会に登場する強豪たちの総称。茅森月が全国大会優勝を目指す道に立ちはだかる。

  • 吉永光「受けの堕天使」:口癖は「笑止」
  • 黒田習作「右四間の黒狼」:右四間飛車を得意とする
  • 滝川京一「端歩憧れ」:端歩を武器とする
  • 黒谷和男「ドクターアマ棋戦」:前大会優勝者・丸山ワクチン使い

それぞれに個性的な棋風と異名を持つ、アマチュア大会屈指の使い手たちだ。

大会荒らしの銀次(第22話)

アマチュア大会に現れる曲者。「大会荒らし」という物騒な異名が示す通り、大会での強さは折り紙付き。

 

その他の人物

狩房あやめ(かりふさ あやめ)

初登場第64話
肩書き元奨励会員(三段まで到達・退会)

女性初のプロ棋士に最も近づいた女性とされながら、三段リーグを突破できず退会した人物。
佳澄碧と仲が良く、退会の際に佳澄に告げた言葉が読者の心を打った。

「後はあんたに託したで 碧」

「まだやれます、やめないでください」と引き止める佳澄に、あやめは答えた。
「ウチカラッポやねん かんにんや かんにんやで 碧」
二人で号泣するこの場面が、佳澄碧という棋士を動かし続けるバトンの原点だ。

海老名楓(えびな かえで)

初登場第9話
肩書きサザンクロス将棋教室・席主

将棋オタクの席主。将棋教室という場を通じて登場する人物だ。

長沢俊介(ながさわ しゅんすけ)

初登場第2話
肩書き生徒会長

元奨励会員だったが高校生でやめ、チェスに鞍替えした人物。
将棋とチェスという二つの盤上競技を経験した、ユニークな経歴の持ち主だ。

関係図まとめ

師弟関係
里村昆 → 長谷川豪潔
里村昆 → 茅森月
里村昆 → 鍛冶晴臣(不肖の弟子)
天戸蓮耶 → 佳澄碧(兄弟子)
壱岐 → 二宮夕飛(兄弟子)

ライバル関係
二宮夕飛 ↔ 久慈彼方
茅森月 ↔ 佳澄碧
二宮夕飛 ↔ 鞍馬清太郎

バトンリレー
狩房あやめ → 佳澄碧
鍛冶晴臣(父) → 茅森月

バーphilipの縁
茅森直子(経営) → 茅森月(バイト) → 二宮夕飛(バイト)
壱岐 → 二宮夕飛を連れてくる → 茅森月と出会う

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