【弱虫ペダル RIDE.872】最新話 めんたいこポロッキーより大事なものがある——手嶋純太、九州へ(ネタバレ注意!)

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弱虫ペダル

週刊少年チャンピオン(2026/7/9発売 Vol.32)掲載の弱虫ペダル最新話の感想、考察をお届け。

以下、ネタバレありますので、ご注意ください。

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弱虫ペダル RIDE.872(第872話) 最新話 あらすじ(ネタバレ注意!)

前回までのあらすじ

山岳賞争いの六代と扉間。

補給のライム味という朝の約束を果たした二人は、改めて本気の勝負に入った。

扉間が前に出て加速し、六代はその背中に張りついた。

「崖の上の蝶(クリフバタフライ)!!」

崖を無軌道に舞う、最速の蝶——、左右に動きながら前に進む走り方だ。

そこへ後方から追走者、京都伏見の木利屋が現れる。

山岳ラインまで残り3km——三者が揃った。

前回の感想記事はこちら【弱虫ペダル RIDE.871】

今回のあらすじ

今週は山岳賞争いから離れ、まさかの手嶋純太登場という展開でした。

舞台は福岡県・小倉駅。

新幹線のホームに降り立った手嶋は「めっちゃ寝れた」「あっつい」と言いながら、お土産屋で九州限定グルメの誘惑と戦っていた(笑)。

めんたいこポロッキー、めんたいこポテッチ、グミまで——全部買ったら予算オーバーだと気づいて我に返る。

そうだ、自分はヤツらのインターハイを見に来たんだ。

特急列車の中で手嶋は現在のレース状況を整理する。

初日4人同着イエローゼッケン——最高の結果。

しかし2日目スタート直後に今泉が失速。

そして公式ライブサイトによれば、小野田が後方まで下がって今泉を集団まで引き上げたという。

「小野田がーか。たぶん想像だけど、後ろ姿を見つけたときは心強かっただろうな今泉——あいつら仲いいからな」

そして手嶋は小野田の背中について、「普段はバタバタしてんのに、そういうときの背中は妙に頼りがいがある」と述懐する。

「一年前のあん時も、オレもあいつに助けられた」——。

今日の山岳はどうなっているか。

心配になる、代わってやりたくもなる。

でもヤツらはヤツらで精一杯走るしかない。

だから自分は——「応援に来たんだ!!心震える応援を届けにな!!」

別府駅で手嶋を待っていたのは、葦木場拓斗だった。

久しぶりの再会に喜ぶ葦木場は車を借りてきており、後部座席には見覚えのある女子・宮原さんが乗っていた。

バスを逃して困っていたところを葦木場に声をかけられたという箱根学園3年生の宮原さんは、真波のことが好きらしい——と葦木場が無遠慮に暴露し、場が大混乱に(笑)。

「行こう!!純ちゃんとならどこでもいいよ!!」と相変わらずマイペースな葦木場に、手嶋が「そういう意味じゃねぇ!!とにかくレースのルートに行こう!!」と突っ込んで締めくくった。

弱虫ペダル RIDE.872(第872話) x(旧twitter)での反応

弱虫ペダル RIDE.872(第872話) 感想、まとめ、考察

手嶋純太という「卒業した先輩」の解像度

手嶋純太——総北を卒業した先輩が、後輩たちのインターハイを見るために新幹線で九州まで駆けつける。

この一点だけで、手嶋というキャラクターの人間性が凝縮されていると思います。

普通の大学生が、わざわざ九州まで高校生の後輩の自転車レースを見に来るか?

来ないですよね(笑)。

でも手嶋は来た。

それが不思議と全く違和感なく読めてしまう。

これは積み重ねで描かれてきた「手嶋純太という人間の密度」があるからこそです。

お土産屋でめんたいこポロッキーに「やべ」と興奮して、でも予算オーバーに気づいて我に返る——この描写一つで手嶋の人間くさい可愛らしさが出ています。

かっこいいだけじゃない。ちゃんとお土産の予算を気にする庶民感がある(笑)。

マツオさんのツイート「手嶋センパイかっこよすぎだろ」に、おじさんは「かっこよくてちょっと間抜けなところが最高なんですよ」と心の中で返答しました。

「小野田の背中は妙に頼りがいがある」という言葉の重さ

今週最も胸に刺さったのは、特急列車の中での手嶋のモノローグでした。

小野田が今泉を後方から引き上げたという情報を受けて、「後ろ姿を見つけたときは心強かっただろうな今泉」と手嶋は想像する。

「普段はバタバタしてんのに、そういうときの背中は妙に頼りがいがある」——。

小野田坂道を最もよく知る一人である手嶋が、「普段のバタバタ」と「いざというときの背中」を対比させながら語る。

一緒に走った人間にしか言えない評価です。

そして「一年前のあん時も、オレもあいつに助けられた」という回想。

2年目インターハイで手嶋が追い詰められた場面で小野田の存在があったことを、手嶋は今も大切に持ち続けている。

「助けてもらった」という記憶を糧にして、今度は自分が応援に来る。

このバトンの形が、弱虫ペダルらしいな、とおじさんは感じました。

「代わってやりたくもなる——でもヤツらはヤツらで走るしかない」

心配になる。

代わってやりたくもなる。

でも走っているのはヤツらだ——だから自分は応援に来た。

見守ることしかできない歯がゆさ。

それでも「走れるのはあいつらだけだ」という信頼。

その信頼があるから、わざわざ九州まで来て、「心震える応援を届けにな」と。

手嶋が段竹に語った「奇跡論」——「最善を尽くせ、そうすれば奇跡は来る」——を思い出します。

手嶋自身も今、後輩たちのために「できる最善」を尽くしている。

応援に来ること。声を届けること。

それが今の手嶋にできる走り方です。

葦木場拓斗の「無害な天然」は健在

葦木場くん、相変わらずでしたね(笑)。

宮原さんを後部座席に乗せておいて「純ちゃんとならどこでもいいよ!!」と言い、宮原さんの個人情報を秒で暴露し、手嶋に「そういう意味じゃねぇ!!」と突っ込まれる。

葦木場拓斗というキャラクターの面白さは、悪意が一ミリもないのに、なぜか場を混乱させるところにあります。

「仲いいよねいつも真波のおしゃべり聞いてたもんね——嫌いだったらしゃべらないでしょ?じゃあ好きだよね!」という論理は、確かにその通りなんですが、それを初対面の相手の前で言うかという(笑)。

でもこの天然さが、手嶋との掛け合いで最高に映える。

手嶋が常識的なツッコミ役になることで、葦木場の「天然宇宙人」ぶりが際立つ。

2年目インターハイで共に戦った二人の、変わっていない関係性が伝わってきて、おじさんはちょっと嬉しくなりました。

宮原さんと真波——新たな視点の予感

今週もう一つ気になるのが、宮原さんの登場です。

箱根学園の3年生で、真波山岳とよくおしゃべりしている委員長。

手嶋・葦木場・宮原さんというトリオで今後レース観戦が続く展開になるかもしれない。

それより何より、宮原さんの応援が、真波の走りにどう影響するか——というのが今後の見どころになりそうです。

3年目インターハイの主要な決戦の一つは間違いなく「小野田vs真波」です。

宮原さんという真波サイドの視点が加わることで、その決戦の描き方に深みが出るかもしれない。

渡辺先生、このタイミングで宮原さんを登場させた意図がある気がして、おじさんはすでに楽しみにしています。

山岳賞争いと応援組、物語が二層で動き始めた

今週の弱虫ペダルは「レースの外」の動き。

六代・扉間・木利屋の山岳賞争いが続く一方、手嶋・葦木場・宮原さんという「観客側」のドラマが並走する。

ロードレースは観客にとっても「旅」です。

コースのあちこちに散らばって応援する、レース独特の観戦文化。

手嶋たちが別府から会場へ向かう、レースの外から応援という形で描かれていく。

そして、何か重要な意味を持つ——そんな演出を渡辺先生が見せてくれそうで、今からわくわくしています。

山岳賞残り3km、そして応援に向かう手嶋たち。

物語はいよいよ佳境です。

来週が待ちきれません!!

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それぞれのチームのIHメンバーや戦績をじっくり知りたい方は → 弱虫ペダル まとめ・一覧

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