【盤上のオリオン 第83話 】最新話 推しとの対局(ネタバレ注意!)

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盤上のオリオン

週刊少年マガジン(2026/1/7発売)掲載の漫画 盤上のオリオン最新話の感想、考察とまとめをお届け。

以下、ネタバレありますので、ご注意ください。

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盤上のオリオン 第83話 最新話 あらすじ

前回までのあらすじ

三段リーグ、第12戦。

二宮夕飛(タケノコ) vs 生方橙和(ブルーアルパカ)。

幼い頃から手の内を知った仲。

二人の全てをお互いに引き出す。

木佐貫「頼んだで二宮」

木佐貫「引きずり出すんだブルーアルパカから」

生方橙和という才能を

キレイな将棋

夕飛「だが脅威を感じない それは僕がこの将棋を知っているからだ」

夕飛「これは僕らの模倣 君はもう一歩 足を踏みはずさなくてはならない

夕飛「僕はブルーアルパカではなく生方橙和と戦いたいんだ

木佐貫との飲み

居酒屋で木佐貫と二宮、月が食事をしている。

木佐貫「お前のせいで生方の今期昇段はなくなったんや!!」

なぜ怒られているのかわからず困惑する二宮。

生方のゴール

木佐貫「生方の関心は二宮達との対局のみにある」

生方は棋士に固執せず電脳棋界四天王と対局したい。

それがゴールとなっている。

プロ棋士となるためのすべての条件が揃っている生方。

ここで、もうすでにゴールに来ている。

ここで終わってしまったらもったいない

その先、プロ・名人…となる逸材。

あとは飛び立てるように滑走路を整備する。

木佐貫「俺の仕事や

違う違う、まずは自分がプロへ

と言いたいところですが、おせっかいを焼くのがおっさんなのです。

そして、二宮に生方を何とかしてもらうように頭を下げる木佐貫。

木佐貫「生方を新しい世界へ連れ出してくれ」

2六飛

夕飛「悪くない手だ」

木佐貫にインパクトが必要と言われたことが頭をよぎる。

夕飛「行動原理が茅森さんと似てるな…」

何かに気がつく夕飛。

駒音が鳴る。

推しが目の前でタケノコを食べているのを目の当たりにする生方。

尊い!!

盤上のオリオン

夕飛「盤上で悠々と語り合おうじゃないか」

生方「星みたいに瞬いている

二宮の打った駒が光る

夕飛「ごちゃごちゃ考えるのはやめだ!!」

僕らは所詮将棋でしかモノを語れない

夕飛の打つ駒が冴えわたる!

生方「うまく呼吸ができない

盤上のオリオン 第83話 X(旧Twitter)での反応

盤上のオリオン 第83話 感想・考察・まとめ

再会と再開―年末年始を経て

年末年始と休載でしばらく間が開きました。

その間私は、なんども盤上のオリオンを読み返しては次の展開を考えてました。

待ちに待った再開。

そして、物語の中核を成す重要な対局が始まりました。

幼き日より盤を挟んできた二人。

将棋アプリですが。。。

今どきですね。

現代的な「出会い」の形

この「将棋アプリ」という設定が、実に現代的で秀逸だと思うんです。

昔なら、将棋道場や学校の将棋部で出会うのが定番でした。

でも今の時代、オンラインで繋がるのは自然なこと。

特に引きこもりだった生方にとって、将棋アプリは外の世界との唯一の接点だったわけです。

画面越しに出会った相手が、実は自分の人生を変える存在になる。

SNS時代の私たちにとって、これは非常にリアルな物語です。

TwitterでもDiscordでも、オンラインゲームでも、顔も名前も知らない相手と深い繋がりを持つことができる時代。

生方と二宮の関係は、そんな現代を象徴しています。

タケノコとブルーアルパカ。

ハンドルネーム同士の関係から、二宮夕飛と生方橙和という実名の関係へ。

この変化が、今回の対局の意味を深めているんですね。

互いの手の内を知り尽くしているということ

互いの手の内を知り尽くしているからこそ、真の力を引き出し合う。

自分自身ですもんね。

ブルーアルパカと夕飛は。

この「自分自身」という表現、深いと思いませんか?

何度も何度もオンラインで対局を重ねてきた二人。

相手の癖、得意な戦法、考え方の傾向―すべてを知り尽くしている。

それはまるで、鏡に映る自分と戦うようなものかもしれません。

将棋には「自己対局」という練習方法があります。

自分で白番と黒番の両方を持って、一人で対局するんです。

これは非常に高度な訓練方法で、自分の思考の癖を客観視できるようになります。

生方と二宮の関係は、ある意味でこの「自己対局」に近い。

相手を知ることは、自分を知ること。

相手の成長は、自分の成長でもある。

だからこそ、木佐貫は二宮に頼んだのでしょう。

生方の才能を引き出せるのは、彼女を最もよく知る二宮だけだと。

予想を裏切る展開―導く者としての二宮

「刃を交える如く、手を交わす」

真剣勝負の攻防が繰り広げられると思ってました。

しかし、やはり夕飛が生方を導く。

そんな展開だったのですね。

正直、私も互角の激闘を予想していました。

幼なじみ同士の因縁の対決。

お互いに全力をぶつけ合う熱い展開を想像していたんです。

でも、実際はそうじゃなかった。

二宮は、生方を「倒す」のではなく「導く」ことを選んだ。

これが素晴らしいんです。

勝負の世界は厳しい。

容赦なく叩き潰すのが当たり前。

でも二宮は、勝つことよりも大切なことがあると知っている。

それは、生方の才能を開花させること。彼女を新しい世界へ連れ出すこと。

木佐貫の願いを受けて、二宮は「対戦相手」ではなく「先導者」の役割を引き受けたんですね。

「これは僕らの模倣。君はもう一歩、足を踏みはずさなくてはならない」

この言葉が、すべてを物語っています。

生方の将棋はキレイだけれど、電脳棋界四天王の模倣に過ぎない。

本当の生方橙和の将棋を見たい。

そのために、二宮は盤上で問いかけるんです。

木佐貫という男の生き様

木佐貫「お前のせいで生方の今期昇段はなくなったんや!!」

なぜ怒られているのかわからず困惑する二宮。

このシーン、面白いですよね。

でも同時に、木佐貫の人柄がよく表れています。

生方のゴールは電脳棋界四天王との対局。

それが叶った今、彼女にとって奨励会はもう目的ではなくなってしまった。

プロ棋士を目指す動機が失われてしまった。

だから木佐貫は焦っているんです。

「ここで終わってしまったらもったいない」

その先、プロ・名人…となる逸材。

木佐貫自身、まだプロになっていないのに、弟子のことを心配している。

違う違う、まずは自分がプロへ。

と言いたいところですが、おせっかいを焼くのがおっさんなのです。

この自虐的なツッコミ、共感しかありません(笑)。

でもこれが、木佐貫の魅力なんですよね。

自分のことより他人のこと。

特に、才能ある若者の未来を心配してしまう。

それが師匠であり、先輩であり、そしておっさんの性なんです。

「あとは飛び立てるように滑走路を整備する。俺の仕事や」

この言葉、かっこいいじゃないですか。

自分が飛行機になるんじゃない。

滑走路になる。

裏方に徹する覚悟。

教育者、指導者として、これ以上の姿勢はありません。

そして、プライドを捨てて二宮に頭を下げる。

「生方を新しい世界へ連れ出してくれ」

この男気、痺れますね。

月との共通点―パターンの再現か、新たな展開か

そして、茅森月と共通点を見出す。

そうなると、これはもう、月と久慈彼方のような関係で、夕飛が彼方の役割を担うのでしょうか。

この考察、鋭いと思います。

作中で二宮自身が「行動原理が茅森さんと似てるな…」と気づいています。

茅森月と久慈彼方。

あの二人の関係性は、この作品における重要なモチーフの一つです。

天才と天才。でも、一方が他方を導く立場に立つ。

生方と二宮も、同じパターンを辿るのでしょうか?

それとも、全く違う形の関係性を築くのでしょうか?

個人的には、完全に同じ展開にはならないと思っています。

なぜなら、生方と二宮には、月と彼方にはない「幼なじみ」という要素があるから。

オンラインで何年も対局を重ねてきた歴史。

それは、初めて出会った月と彼方とは違う絆です。

きっと、この二人は独自の関係性を築いていくのでしょう。

「尊い!!」―推しへの愛

推しが目の前でタケノコを食べているのを目の当たりにする生方。

尊い!!

このシーン、めちゃくちゃ好きなんですよ(笑)。

真剣な対局の最中なのに、生方の頭の中では「推しがタケノコ食べてる!!尊い!!」という思考が渦巻いている。

オタクの心理をよく理解していますよね。

推しが何かを食べている姿、推しが何かをしている姿、それだけで尊い。

生方にとって、タケノコ(二宮のハンドルネーム)は憧れの存在でした。

画面越しにしか知らなかった相手が、今、目の前でタケノコ(食べ物)を食べている。

このメタ的な面白さと、生方の純粋な感動が入り混じった瞬間。

作者のユーモアセンスが光るシーンです。

でも同時に、これは生方がまだ「ファン」の立場から抜け出せていないことも示しています。

憧れの人と対等に戦うためには、この「推し」という距離感を超えなければならない。

きっとこの対局を通じて、生方は「ファン」から「ライバル」へと変わっていくのでしょう。

盤上で語り合う―言葉を超えたコミュニケーション

最後の駒が躍動し、光り輝くあたりはとても読み応えがありました。

夕飛「盤上で悠々と語り合おうじゃないか」

生方「星みたいに瞬いている」

二宮の打った駒が光る。

夕飛「ごちゃごちゃ考えるのはやめだ!!」

僕らは所詮将棋でしかモノを語れない

この「将棋でしかモノを語れない」という言葉、深いです。

言葉では伝えられないことがある。

でも、将棋なら伝えられる。

盤上の81マス、40枚の駒。それだけで、心の内を語り合える。

これは、将棋に限らず、あらゆる「技」や「芸」に通じることかもしれません。

音楽家は音楽で語り、画家は絵で語り、ダンサーは踊りで語る。

言葉という間接的な手段ではなく、直接的に魂をぶつけ合う。

それが、真の対話なのかもしれません。

夕飛の打つ駒が冴えわたる!

生方「うまく呼吸ができない」

この描写、臨場感がすごい。

二宮の本気の将棋を前に、生方は圧倒されている。

呼吸ができないほどのプレッシャー。

でも同時に、それは最高の学びの瞬間でもあります。

本物の強さとは何か。

本気で戦うとはどういうことか。

それを、二宮は盤上で教えているんです。

タイトルの意味―「盤上のオリオン」

盤上のオリオンというタイトルのように、光り輝く星空。

ブルーアルパカと夕飛が出会い盤上で言葉を交わす。

とても綺麗な情景が目に浮かびます。

この作品のタイトル、本当に美しいですよね。

オリオン座は、冬の夜空で最も目立つ星座の一つ。

三つ星が並ぶ姿は、誰もが知っている。

盤上に輝く星―それは、棋士たちの才能の輝きかもしれません。

あるいは、将棋という盤上で繰り広げられる無限の可能性を、星空に喩えているのかもしれません。

生方が見た「星みたいに瞬いている」駒。

それは、二宮の才能の輝きであり、将棋という芸術の美しさそのものなのでしょう。

暗い夜空に輝く星々のように、

暗い盤面に輝く駒たち。

そこには、無限の物語が広がっている。

次回への期待―生方は何を掴むのか

この対局を通じて、生方は何を得るのでしょうか。

新しい将棋?

新しい目標?

それとも、新しい自分?

木佐貫の願いは叶うのでしょうか。

二宮は、生方を「新しい世界」へ連れ出すことができるのでしょうか。

そして、生方は「模倣」を超えて、本当の自分の将棋を指せるようになるのでしょうか。

次回以降の展開が、本当に楽しみです。

駒が光り輝く瞬間。

呼吸ができなくなるほどの緊張感。

盤上で悠々と語り合う二人。

この美しい戦いの行方を、私は見守り続けます。

盤上に輝く星々が、どんな物語を紡ぐのか。

オリオン座のように、明確に、美しく、永遠に輝き続ける物語を。

それが「盤上のオリオン」という作品なのでしょう。

次号が待ち遠しい。

心からそう思える作品に出会えたことに、感謝です。

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