【盤上のオリオン第98話】最新話 竜の血統、守りで攻める―茅森月が好きな理由がわかった(ネタバレ注意)

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盤上のオリオン

週刊少年マガジン掲載の漫画 盤上のオリオン最新話の感想、考察をお届け。

以下、ネタバレを含みますので、ご注意ください。

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盤上のオリオン 第98話 最新話 あらすじ(ネタバレ注意)

前回までのあらすじ

佳澄碧と茅森涼夏、本格的な激突が繰り広げられる。

玉頭攻め、歩手裏剣、金の逃げ——一進一退の攻防。

そして、茅森月の届いたというのは一体!?

前回の記事はこちら【盤上のオリオン第97話】

今回の展開

現竜王・鍛冶九段の娘——攻撃至上主義の棋風は、まさに父の生き写しだという。

一方、盤面では茅森が守備を固めながら佳澄を追い詰めていく。

銀冠を完成させた佳澄だが、茅森の守備に翻弄され、ペースを握られてしまう。

局面が傾いた瞬間、佳澄は内心で身震いする。

人はここまで成長するのか。

残り時間に大きな差がついた終盤、茅森が飛車を右へ——そして放たれる中飛車。次号へ続く!

盤上のオリオン 第98話 X(旧Twitter)での反応

盤上のオリオン 第98話 感想・考察・まとめ

竜の血統——「さらっと」明かされた衝撃の出自

茅森月は竜王の娘。

壬生が茅森を評した言葉が「直情型 唯我独尊 攻撃至上主義」「気質は生き写し」

父である鍛冶竜王の棋風をそのまま受け継いでいるということだ。

血は争えない、という言葉があるが、将棋の才能と棋風がここまで遺伝するものなのかと思うと、将棋とは本当に奥深い競技だと改めて感じる。

ただ——そこに壬生が付け加えた重要な補足がある。

攻撃大好き人間でも、守りを知ることで竜王になれた。

鍛冶竜王も里村九段も、攻撃至上主義の危うさを自覚しており、守りを磨いて初めてタイトルに手が届いた。

茅森月は今まさに、そのプロセスの入り口に立っているというわけだ。

「育てたのは全員だ」——この一言の重み

今Twitterの反応にもあった通り、読者の心を掴んだのが壬生のこの言葉だ。

天戸が「その守備をキミが補ったのか」と問うと、壬生は「俺じゃねぇよ」と否定し、里村先生でもなく——「全員だ」と答えた。

Twitterでも「全員さ、もよかった」という声が上がっていたが、おじさんもここで思わずグッときた。

茅森月という将棋指しは、特定の誰か一人が育てたのではない。

夕飛、壬生、里村、そして対局で戦ってきたすべての相手——関わったすべての人間が茅森月を作り上げた。

これほど豊かな「成長の背景」を持つキャラクターが、弱いわけがない。

盤面での強さに、これだけの人の想いが重なっているとわかると、茅森の一手一手がまた違って見えてくる。

勉三集できてない中問題

さて、今回登場した勉三さん。

自分の手番中に隣の対局をじっくり観戦し、相手から「お前の手番だぞ」と突っ込まれる。

三段リーグの対局中に余所見。

三段リーグといえば、プロへの最後の関門。

そこで観戦をしてしまう勉三——よっぽど二人の対決が気になるんですね。

おじさんは「勉三さんならやりかねない」という気持ちと「でもさすがにちょっと…」という気持ち(笑)。

「銀冠」——守りの将棋用語ミニ講座

今回の対局で出てきた将棋用語、銀冠(ぎんかんむり)について少し解説しておきたい。

銀冠とは、玉将の頭(上)に銀将を配置する囲いのこと。

見た目が王冠のように見えることからその名がついた。

特徴は「上からの攻撃に強い」こと。玉頭を分厚く守れるので、茅森が仕掛けていた玉頭攻めへの対策としては理にかなっている。

佳澄が攻められ気味の状況で銀冠完成を目指したのは、守りを固めながら反撃の機を窺うという判断だ。

しかし茅森はその守備ごとペースを握ってしまった。

佳澄をして「将棋をさせてくれない」と内心で嘆かせるほどの将棋を、茅森月は指してみせた。

おじさん、ついに気づいてしまった——私が茅森月を好きな理由

さて。ここからは少々、おじさんの個人的な告白コーナーだ。

茅森月というキャラクター、ずっと好きだった。

三段リーグの月ちゃんはすこし顔つきがしっかりしてきてとっつきにくい感じもあるが、それでも好きだった。

でも「なぜ好きなのか」を言語化できずにいた。

今回、壬生が茅森の棋風を「攻撃至上主義」と評したとき、おじさんは突然悟ってしまったのだ。

ああ、茅森月は攻撃的だから好きなんだ。

つまり、おじさんは茅森月にやられるのが好きなのだ。

ガンガン攻めてきて、容赦なく駒を取りにきて、「バクバク鳴ってる」と言いながらも冷静にとどめを刺しにくる——あの強さに圧倒されるのが好きなのだ。

読者として、対峙する相手キャラクターの立場で読んでいるおじさんにとって、茅森月とは「強くて手加減なしで来てくれるありがたい存在」だったわけだ。

……これ、完全に将棋ファンとしてドM体質ということでは?

佳澄が「身震いするほど強い」と思わず認めてしまう気持ち、すごくわかる。

強い相手に攻め込まれて、「うわ、これダメかも」と思いながらも、その強さに震えが来るのが楽しい。

将棋観戦って、そういうもんですよね?強い人に圧倒されて初めて「すごい」と思う。

茅森月の攻撃至上主義は、読者を気持ちよく叩きのめしてくれる棋風なのだ。

そして今回、その茅森が守りを覚えて「守備でペースを握る」将棋まで指せるようになってきた。

攻撃も守備も一流になりつつある茅森月を、これからどう受け止めればいいのか。

おじさん的には、嬉しいような、困ったような、複雑な気持ちです(笑)。

終盤の中飛車——次号への期待

そして今回のラスト、茅森が飛車を右へと移動させ、放たれた中飛車

中飛車は飛車を盤の中央5筋に構える攻撃的な戦型だ。

守りながら攻めてきた茅森が、ここで一気に攻勢に転じようとしている。

残り持ち時間は茅森20分、佳澄わずか5分。

形勢もペースも茅森に傾いている今、この中飛車はいわばとどめの号砲だ。

次号はいよいよ対局の決着か。

それとも、佳澄がここから逆転の一手を繰り出すのか。

どちらにしても、おじさんは来週もしっかり攻められに行く所存です(笑)。

来週が待ちきれません。

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