【盤上のオリオン第88話】 最新話 美しい敗北…(ネタバレ注意!)

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盤上のオリオン

週刊少年マガジン(2026/2/10発売)掲載の漫画 盤上のオリオン最新話の感想、考察をお届け。

以下、ネタバレを含みますので、ご注意ください。

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盤上のオリオン 第88話 最新話 あらすじ(ネタバレ注意!)

前回までのあらすじ

三段リーグ、第12戦

二宮夕飛(タケノコ) vs 生方橙和(ブルーアルパカ)

対局中に強くなる生方を認めつつも、二宮は冷静に告げる。

108手目で君の投了だ。

次の手は102手目、6六桂。

駒音が鳴る。優しく、怖い。海の音がする。

海の匂いがする一手

雪がしんしんと降る。

潮騒が遠く耳に届く。

8六桂。

深淵からのぞくその一手は、海の匂いがする。

暗闇から二宮の手が伸び、海を背景にその一手を打つ。

ひっくり返された形勢

さっきまで橙和っち優勢の盤面やったろ。

えげつないな二宮…年下の女の子相手に。

生方のすべてを引き出して、すべてを受け止めて、一撃で仕留めよった。

読み負けた

7一銀から作り上げた2枚の馬の挟撃の寄せを、2枚の桂馬でひっくり返された。

読み負けた。

柔和な顔を見せる生方。

詰み

木佐貫が盤面を見つめる。

形作り。ようやったな橙和っち、ホンマ強かったで。

だが二宮くんはそのさきを行くか。

17戦目、おれはあの化け物とやり合うんか。

生方の詰みだ。

読み違えた

生方が気づく。

8七銀、110手目8七銀。

タケノコが言った…108手目で投了って。

二宮が笑う。

あ!そんなこと言っちゃってた。かっこ悪いな。

でもそれは君のせいだ。

生方は驚く。え!!わわ私?

77手目時点で108手目投了は必至。

それなのに君ときたら、一手、一手、指すたびに、指数関数的に強くなっていった。

読み違えたよ。

嬉しそうな生方。

終わらないで

終わりの気配。

駒音が心地いい。

終わらないで。このままずっと指していたい。

駒音が鳴る。

悲しく、名残惜しく。

回想が蘇る。

「私は棋士になれなくてたっていいんです。あなた達は私のゴールなのに」

生方は悟る。

ああ、美しい。美しい私達のゴールだ。

参りました。

涙を流しながらお辞儀をする生方。

盤上のオリオン 第88話 X(旧Twitter)での反応

盤上のオリオン 第88話 感想、まとめ、考察

雪と海―美しい対比

今回の演出、本当に美しかったです。

雪がしんしんと降る。

潮騒が遠く耳に届く。

この対比が素晴らしい。

雪は静寂、海は無限。

将棋会館の外では雪が降っている。

静かで、冷たくて、一時的なもの。

でも生方の心には、海の音が響いている。

深く、広く、永遠に続くもの。

これが将棋という大海なんですね。

「深淵からのぞくその一手は、海の匂いがする」

この描写、鳥肌が立ちました。

前回、二宮の駒音が「海の音」に聞こえた生方。

今回、その一手そのものが「海の匂い」がする。

視覚、聴覚、そして嗅覚。

五感すべてで、将棋を感じている生方。

これが「対局中に強くなる」ということなんでしょうね。

「すべてを引き出して、すべてを受け止めて、一撃で仕留める」

木佐貫のこの言葉、重いです。

二宮は生方を本気で相手にしました。

手加減なんて一切なし。

でも同時に、生方の全力を引き出した。

これって、最高の敬意ですよね。

「年下の女の子相手に」という言葉がありますが、

二宮は性別も年齢も関係なく、一人の棋士として生方と向き合った。

全力でぶつかって、全力で受け止めて、全力で勝つ。

これが将棋の世界の優しさであり、厳しさ。

おじさんは思うんです。

本当に相手を大切に思うなら、手加減なんてしちゃいけない。

全力でぶつかることこそが、相手への最大のリスペクト。

二宮は、生方を一人前の棋士として扱ったんです。

「私の先生、私の敵、私が追いかけた、私の友達」

この4つの呼び方が、生方の心の変化を表しています。

先生―教えてくれる存在。

敵―戦う相手。

追いかけた―憧れの存在。

友達―対等な関係。

読み負けたのに、柔和な顔を見せる生方。

それは、二宮という存在が、もう遠い憧れではなくなったから。

友達になれたから。

同じ盤を挟んで、真剣に戦える仲間になれたから。

負けても嬉しい。そんな気持ち、わかりますか?

おじさんにはわかります。

スポーツでも、ゲームでも、仕事でも。

本気で戦って負けた時、悔しいけど清々しい。

そんな経験、ありますよね。

それは、自分が全力を出し切ったという証拠だから。

「指数関数的に強くなる」という才能

読み違えたよ。

二宮夕飛が読み違える。

これ、すごいことですよ。

77手目の時点で、108手目投了は必至だった。

つまり、31手先まで読み切っていた。

化け物ですよね、二宮。

でも、生方はその読みを超えた。

一手、一手、指すたびに強くなっていった。

指数関数的に。

指数関数的、って表現が絶妙です。

普通の成長は、線形。

1、2、3、4、5…と増えていく。

でも指数関数的な成長は、1、2、4、8、16…と爆発的に増える。

生方の成長スピードは、そのレベルだった。

だから二宮でさえ、読み違えた。

これが「対局中に強くなる」という稀有な才能。

相手の手を受けて、理解して、吸収して、即座に自分のものにする。

これは本物の天才です。

でも、それでも届かなかった。

二宮の方が、まだ上だった。

110手目で詰み。

2手だけズレた。

でも、二宮に2手のズレを生じさせた。

これ、実はすごいことなんじゃないでしょうか。

「終わらないで」という切なさ

終わらないで。このままずっと指していたい。

この気持ち、痛いほどわかります。

楽しい時間って、終わってほしくないですよね。

好きな人との時間、好きなことをしている時間。

ずっと続けばいいのにって思う。

生方にとって、この対局はまさにそれだった。

憧れのタケノコと、真剣勝負ができた。

盤面から感情があふれてくる。

駒音で繋がれる。

こんなに楽しい時間、終わってほしくない。

駒音が鳴る。悲しく、名残惜しく。

この描写、胸に刺さります。

もう終わりだとわかっている。

でも終わってほしくない。

その矛盾した感情が、駒音に乗る。

将棋って、こういう感情を盤上に乗せられるんですね。

ゴールの意味が変わった瞬間

回想が挿入されます。

「私は棋士になれなくてたっていいんです。あなた達は私のゴールなのに」

これは生方の過去の思い。

でも今、生方は気づく。

ああ、美しい。美しい私達のゴールだ。

「私の」が「私達の」に変わっている。

これ、すごく重要な変化です。

生方一人のゴールじゃない。

二宮と生方、二人のゴール。

いや、木佐貫も含めた、みんなのゴール。

ゴールは終わりじゃなく、美しい到達点。

そしてそこから、また新しい道が始まる。

木佐貫の「おおきに、おおきにやで、二宮…」という言葉。

これは感謝です。

生方を全力で受け止めてくれてありがとう。

生方に本物の将棋を見せてくれてありがとう。

生方を成長させてくれてありがとう。

師匠としての、心からの感謝。

涙のお辞儀―敗北という名の勝利

参りました。

涙を流しながらお辞儀をする生方。

この最後のシーン、本当に美しかった。

負けたのに、涙を流している。

でもそれは悔し涙じゃない。

感動の涙、感謝の涙、そして…喜びの涙。

生方は負けました。

でも、得たものは計り知れない。

引きこもりの部屋から飛び出した。

憧れの人と真剣勝負ができた。

全力を出し切った。

成長を実感できた。

友達になれた。

そして、もっと先へ行きたいと思えた。

「私は棋士になれなくてたっていい」と言っていた生方。

でも今は違うんじゃないでしょうか。

棋士になりたい。

この世界で、もっと戦いたい。

そう思っているんじゃないでしょうか。

涙を流しながらのお辞儀。

それは敗北の屈辱じゃなく、

新しい人生のスタートを切る決意の表れ。

17戦目への布石

木佐貫が呟きます。

17戦目、おれはあの化け物とやり合うんか。

次は木佐貫 vs 二宮。

生方を成長させた師匠と、

生方を全力で受け止めた二宮。

この二人の対局、めちゃくちゃ楽しみじゃないですか?

木佐貫、頑張れ!!

おじさんは木佐貫を応援します。

でも二宮も応援します。

どっちも応援しちゃうんです、おじさんは。

まとめ―最も美しい敗北

第88話は、最も美しい敗北の物語でした。

生方は負けました。

でも、何も失っていない。

むしろ、すべてを得た。

雪と海。

静寂と無限。

終わりと始まり。

美しい対比の中で、一人の少女が成長した。

引きこもりだった生方が、

今、涙を流しながら「参りました」と言える。

これって、すごいことですよ。

負けを認められるって、実はとても強いことなんです。

自分の限界を知って、

でも諦めずに前を向ける。

これが、本当の強さ。

おじさんは、生方の涙を見て泣きました。

美しかった。

本当に、美しかった。

駒音が鳴る。悲しく、名残惜しく、でも希望に満ちて。

次回から、物語はどう動くのか。

生方は奨励会を続けるのか。

木佐貫と二宮の対局はどうなるのか。

続きが待ち遠しすぎます!!

おじさん、また正座して待ってます!!

雪は溶けても、海は永遠です。

生方の物語は、まだまだ続く。

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