【弱虫ペダル 860話ネタバレ】箱学6人合流!圧倒的戦力差と杉元が熱い

弱虫ペダル

週刊少年チャンピオン(2026/4/9発売 Vol.19)掲載の弱虫ペダル最新話の感想、考察をお届け。

以下、ネタバレありますので、ご注意ください。

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弱虫ペダル RIDE.860(第860話) 最新話 あらすじ(ネタバレ注意!)

前回までのあらすじ

箱学の列車に乗せてもらっていた総北の杉元は、真波の「喜んでた?」という質問に、2連覇の1時間後に小野田がひどく落ち込んでいたこと、その理由が先に帰ってしまった巻島だったことを話しました。

話しすぎて遅れかけた杉元を、銅橋が「見ていけ」と引きとめます。

そして列車の先に、ついにレースの先頭が見えてきたのでした。

前回の記事はこちら【弱虫ペダル RIDE.859】

やまなみハイウェイへ

舞台は、大分の別府から阿蘇へ南北にのびる「やまなみハイウェイ」。

1964年に観光用の有料道路としてつくられ、いまは無料化されて、ドライブやツーリング、サイクリングの道として親しまれています。

湯布院から国道210号線を登りきった水分峠で左に折れると、元有料道路の区間がはじまります。

標高700mから1000mのあいだをアップダウンしながら、最大1330mの峠へ登っていく、全長35kmの一本道です。

箱学6人が合流

真波・銅橋・扉間・柚子越の4人(と杉元)が、先頭にいた新開悠人と高田城に追いつき、箱根学園の6人全員が先頭にそろいました。

杉元は後ろを振り返ります。

さっきまで見えていた鏑木たちや京伏の姿は、もう見えません。

つまり先頭では、京伏は御堂筋、群馬は雉、総北は鳴子と、どのチームも1人ずつ。

箱学だけが6人という、圧倒的な戦力差になったのです。

合流と同時に2人が飛び出す

真波は合流するなり「さっそく仕掛けよう」と言い、1年の扉間(16番)と2年の柚子越(15番)が飛び出します。

ところが鳴子も御堂筋も、すぐには追いません。

杉元は気づきます。

動きがあったからといって、すべてに反応するわけではない。

エース級の真波や新開が動いていないから、ゴールを狙うエース格は、ここでは追わないのだと。

真波は「追わないの?」とあおりますが、鳴子は、追わせて脚を削る作戦だろうと見抜いていました。

真波のダメ押しは銅橋

真波が「じゃあオレが行こうかな」と言うと、鳴子は「それは絶対に追う」と即答します。

すると真波は、別の手を打ちました。

先に出た2人に追いついて、ふもとまで引いてあげて――そう言って、3年のエーススプリンター・銅橋を3人目として送り出したのです。

ひとりきりのチームは、エースが動かない以上、追いかけることができない。

杉元は、箱学が先頭集団を思いのままに動かしていると感じます。

この先にあるのは「山岳賞」

御堂筋は、真波がこの先のゼッケンラインを狙っていると読みました。

スプリンターの銅橋がなぜ手伝うのか、まずはスプリントラインではないのかと首をかしげる雉に、杉元が答えます。

各賞の順番に決まりはない。

今日の2日目はいつもとは逆で、この先にあるのは山岳賞のラインなのだと。

先に飛び出した扉間と柚子越、それを追う銅橋。

まさかの山岳賞が先という展開で、各校の作戦が動きはじめます。

▶ 次の話(861話)はこちら → 【弱虫ペダル 861話ネタバレ】リーダーシップとは何か!?

弱虫ペダル RIDE.860(第860話) x(旧twitter)での反応

弱虫ペダル RIDE.860(第860話) 感想、まとめ、考察

【今回の一番】先頭を「操る」真波キャプテン

今回いちばん印象に残ったのは、真波山岳のキャプテンとしての采配でした。

合流してすぐに2人を出す。

追わない相手を「追わないの?」とあおる。

自分が出ようとして、鳴子に「絶対追う」と言わせる。

そして、追ってこられないとわかったうえで、3人目に銅橋を送り出す。

どれも、相手の反応を読んだうえでの一手です。

1年目の真波は、気持ちよく登れればそれでいい、という自由なクライマーでした。

3年目の真波は、自分が走らずに試合を動かすことができる。

858話で杉元に声をかけたときの「話の運び方のうまさ」は、こういうところにもつながっているのだと思いました。

杉元が「解説役」になった意味

今回、展開をわかりやすく説明してくれたのは杉元でした。

先頭の状況を図にして整理し、エース格が追わない理由を見抜き、雉には各賞の順番を教える。

とくに先頭の状況を整理した図解は、めちゃくちゃ分かりやすいです(ここでは示せないのがもどかしい…)。

3年間補欠だった杉元は、レースを外から見る時間がだれよりも長かった選手です。

見ることに慣れている人だからこそ、先頭の駆け引きが読める。

読者にとっても、杉元が隣にいることで、箱学の作戦のすごさがよくわかりました。

補欠の3年間がむだではなかったことを、こんな形で見せてくれる構成がうれしいところです。

【考察】なぜ鳴子も御堂筋も「追えない」のか

ここで、追えない側の事情を整理しておきます。

先頭にいる鳴子、御堂筋、雉は、それぞれチームでただ1人です。

もし飛び出した扉間と柚子越を自分で追えば、エースとしての脚を、ここで使ってしまうことになります。

そのあいだに真波や新開が残っていれば、ゴール前で勝負にならなくなる。

だから追えない。

箱学は6人いるので、2人や3人を出しても、真波と新開、高田城が残ります。

人数の差が、そのまま作戦の自由さの差になっているのです。

857話で鳴子が気にしていた「どのチームが先に合流するか」の答えが、この戦力差でした。

山岳賞が先――扉間と柚子越の出番

今回、山岳賞のラインがスプリントラインより先にあると明かされました。

飛び出したのは、1年の扉間と2年の柚子越。

どちらも箱学の若い選手です。

この先、この2人が山岳ゼッケンをめぐってぶつかり、銅橋が「俺達は箱根学園だ」とまとめる展開が待っています(861〜862話)。

さらにその先、扉間は総北の六代と山岳ゲートで激しい勝負をくり広げることになります。

860話は、長く続く山岳賞争いの、スタート地点だったわけです。

銅橋の「ダメ押し」と、雉の素直な質問

スプリンターの銅橋が、山岳賞に向かう2人を「ふもとまで引く」。

これは、平地でパワーのある選手が先に引いて、登りの得意な選手の脚を温存させる、チームならではの作戦です。

雉が「スプリンターがなぜ?」と首をかしげたのは、MTB出身で、ロードのチーム戦術にまだなじみがないからでしょう。

その雉が、さっきまでライバルだった杉元にフランクに質問しているのも、雉らしくてほほえましい場面でした。

【自転車用語】山岳賞・スプリント賞と「各賞の順番」

今回の話に出てきた言葉を、少しだけ整理しておきます。

  • 山岳賞: コース上の峠など、決められた山岳ポイントをいちばんに通過した選手に与えられる賞。インターハイでは、山岳ゼッケンとして描かれます。
  • スプリント賞: 平坦区間に置かれたスプリントポイントをいちばんに通過した選手に与えられる賞。
  • 各賞の順番: 杉元の言うとおり、どの賞が先に来るかはコースしだいで、決まりはありません。これまでのインターハイはスプリントが先のことが多かったので、雉は意外に思ったのでした。
  • エース格は追わない: ロードレースでは、アタックがあってもすべてに反応するわけではありません。ゴールを狙うエースが動かない動きは「泳がせて」おき、脚を温存するのがふつうです。

まとめ

860話は、箱根学園の6人がそろい、先頭集団を思いのままに動かしはじめた回でした。

合流してすぐに2人、ダメ押しに銅橋。

ひとりきりの鳴子や御堂筋は、エースとして脚を残すために追えません。

そして、この先にあるのは山岳賞のライン。

扉間と柚子越は山岳賞をつかめるのか。京伏や総北の後続はいつ追いつくのか。

来週が待ちきれません!!

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