【弱虫ペダル RIDE.868】最新話 誇らしくタスキをつなぐ——段竹竜包、最後の40秒(ネタバレ注意!)

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弱虫ペダル

週刊少年チャンピオン(2026/6/11発売 Vol.28)掲載の弱虫ペダル最新話の感想、考察をお届け。

以下、ネタバレありますので、ご注意ください。

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弱虫ペダル RIDE.868(第868話) 最新話 あらすじ(ネタバレ注意!)

前回までのあらすじ

扉間と柚子越の両名が山岳賞を狙う箱学。

段竹は「まだ自分というカードが残っている」と判断し、六代を出さずに登りに入ってもそのまま引き続けた。

手嶋先輩の「奇跡を信じるなら最善を尽くせ」という言葉を胸に、ボロボロの体で箱学を追い続ける段竹。

いよいよ山岳賞争いの火蓋が切られた。

前回の感想記事はこちら【弱虫ペダル RIDE.867】

RIDE.868 あらすじ

登りに入った段竹の体は、限界に差し掛かっていた。

ここまで全開で引いてきたツケが一気に回り、足はつりはじめ、まともに顔も上げられない。

それでも段竹は冷静に計算する。

もってあと40秒。

その40秒で前の箱学に並ぶ。

並んだ瞬間に六代を飛び出させ、自分はどちらか後ろにいる方を抑える——。

計画は決まった。

一方の箱学・扉間と柚子越は「二人で追ってくる」総北の姿を確認。

扉間が「後ろの処理はオレがやる」と言い、柚子越はその隙にするりと先へ行こうとする。

そして一瞬ペースが緩んだその隙を、段竹は見逃さなかった。

カウントダウン——17、16、15……10……。

「飛び出せ、六代!!」

段竹が六代の背中を押した。

段竹の脳裏に浮かぶのは去年の峰々山、小野田さんに「40秒」と言ってもらった記憶。

あのとき小野田さんもこんな気持ちだったのか——背中で息づかいを聞きながら、気持ちの高まりを感じながら、体は苦しいけれどやりきって、すべての願いを込めてタスキをつなぐ。

「誇らしくタスキをつなぐ。キセキを信じろ、六代!!」

六代は飛び出した。

一気についた速度差に扉間が「くそ、追う!!」と反応する。

その扉間を追おうとした柚子越の前に、フラフラになった段竹が体を投げ出すように出てくる。

「おい何だよおまえ!!」——柚子越が叫ぶ。

前に出られない柚子越。

最後のもがきが、大きな変化を生むのか!?

弱虫ペダル RIDE.868(第868話) x(旧twitter)での反応

弱虫ペダル RIDE.868(第868話) 感想、まとめ、考察

「40秒」という数字の奇跡

「40秒」——この数字が今週の核心です。

去年の峰々山、小野田さんが段竹に言った「40秒」。

そして今週、段竹が六代に向けて自分の中で呟いた「40秒」。

「たまたまかな」と段竹は思う。

でも、これ偶然じゃないと思いたい。

先輩から受け取った言葉が、いつの間にか自分の言葉になっている。

小野田さんが段竹に背中を押したように、段竹が六代の背中を押す。

弱虫ペダルという作品が繰り返し描いてきた「バトンの連鎖」が、この「40秒」という数字一つに凝縮されている。

渡辺先生、本当に憎い演出をしてくださいます。

人間は、自分が受け取ったものを誰かに渡すとき、無意識に「あのときの形」を真似るのかもしれません。

小野田さんから受け取った「40秒」という単位が、段竹の中に残っていた。

それが六代を送り出す瞬間に、自然と出てきた。

これが「想いを繋ぐ」ということの、本当の意味だとおじさんは思います。

足がつっても、顔が上がらなくても、考えることだけは止めない

今週の段竹の描写で一番胸に刺さったのが、体の限界を淡々と評価する場面です。

足はつりはじめた。

まともに顔も上げられない。

もってあと40秒——。

普通の人間なら、ここで「もう無理だ」と思う。

でも段竹は体が限界を告げながら、頭だけは冷静に動かし続けている。

40秒で並ぶ。

並んだ瞬間に六代を出す。

自分はどちらかを抑える。

その計画を崩さない。

これ、強さとはなんだろうと改めて考えさせられます。

体力? 技術? 才能?

おじさんが思う段竹の強さは「限界の中で思考を止めない力」です。

苦しいときほど雑になるのが人間の常ですが、段竹は苦しいときほど精密になっていく。

3年間の積み重ねが、こういう場面に出る。

手嶋先輩の「奇跡を迎え入れる器をつくる」という言葉——段竹はこの瞬間も、最後の一滴まで器を作り続けていました。

扉間と柚子越のコンビ、愛しすぎる問題

今週も扉間・柚子越のやり取りが最高でした。

「オレが後ろを処理する」と言った扉間の隙に、さりげなく先へ行こうとした柚子越。

「欲丸出しできりっとすんな!!」という扉間の突っ込みが鋭すぎて、おじさん一人で笑いました。

二人の関係、当初は「先輩と後輩の山岳賞争い」というシンプルな対立でしたが、今や喧嘩しながら本気でぶつかり合える「同志」の空気が漂っていると感じるのは私だけでしょうか?

「タメ語になってるが?」「なるだろうが!!」のやり取りなんて、もはや仲良しの証拠ですよ(笑)。

「山岳賞は誰だって欲しい」という柚子越の一言は、実は今週一番正直な言葉でもある。

欲しいから走っている。

欲しいから争っている。

その欲を隠さないことが、若さの特権だと思います。

おじさんも若い頃は何かをあんなに欲しがっていたような気がするんですが……何でしたっけ(遠い目)。

段竹、最後の体を張る

そして今週最後の場面——六代を飛び出させた直後、フラフラになった段竹が柚子越の前に出てくる。

体を盾にして、追走を遅らせようとした。

足はつっている。

顔も上げられない。

40秒の全力が終わったあとの体で——それでもまだ、六代のために動く。

「おい何だよおまえ!!」という柚子越の叫びには、驚きと同時に、なにか敬意のようなものが混じっている気がしました。

「最後のもがきが大きな変化を生む」——今週の締めの一文がそうなっていますが、おじさんはここで鳥肌が立ちました。

この「変化」が六代にとってどれほどの意味を持つか。

数秒のリードが、山岳区間の5kmでどれほど生きるか。

段竹竜包という選手が今大会で見せてきた走りは、「記録には残らないが、歴史には残る」走りだとおじさんは思います。

ルーラーという脚質の持ち主として、仲間を背負い、夢を託し、最後は体ごと盾になった。

こんな先輩がいるチームは、強い。

大きな変化が何を意味するのか……!?

次回——六代蓮太の「本番」

六代は飛び出した。

段竹が体を張って作った「数秒のリード」を持って、山岳区間へ。

箱学の扉間が「追う!!」と叫んでいる。

元バスケ部マネージャーの1年生が、先輩たちの全てを背負って山を登る。

小野田からの「自由に走れ」、段竹からの「山岳賞を獲ってこい」、鏑木からの「失敗も成功も問わん」——これだけのバトンを持った選手が、弱虫ペダル史上いたでしょうか。

六代蓮太、ここからはおまえのレースだ。

来週が待ちきれません!!

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