【弱虫ペダル RIDE.867】最新話 キセキを迎え入れる器——段竹竜包、最善を尽くせ(ネタバレ注意!)

当サイトではアフィリエイト広告を利用して商品を紹介しています。
弱虫ペダル

週刊少年チャンピオン(2026/6/4発売 Vol.27)掲載の弱虫ペダル最新話の感想、考察をお届け。

以下、ネタバレありますので、ご注意ください。

この記事を書いた人
漫画ネタバレ図書館管理人

はじめまして漫画ネタバレ図書館の管理人です。
漫画が好きなおじさんです。
このサイトでは自分が読んで面白いと思った漫画の感想・考察を発信し、作品の魅力を伝え、読む人を増やすことを目的としています。
過度なネタバレは避け、ネタバレ注意喚起を徹底していきます。

漫画ネタバレ図書館管理人をフォローする

弱虫ペダル RIDE.867(第867話) 最新話 あらすじ(ネタバレ注意!)

前回までのあらすじ

山岳賞ラインへと向けて飛び出したハコガク。

それを追う総北高校の段竹竜包・六代蓮太、京都伏見。

いよいよ本格的な登りが始まる。

銅橋の試しの加速にも段竹はついていき、「ホンモノだったな!!」と認められた。

そして銅橋の一言——「両方出ろ!!」

扉間と柚子越の両名が山岳賞を狙うという箱学の宣言に、段竹と六代は驚愕した。

扉間と柚子越が同時に「しゃらっさ!!」「OKす!!」と応える。

箱学は扉間と柚子越が山岳賞を獲りにいく。

総北は六代を出すのか!?

いよいよ登り口まで残り400m、山岳賞争いの火蓋が切られようとしている。

前回の感想記事はこちら【弱虫ペダル RIDE.866】

RIDE.867 あらすじ

登り口まで残り300m——銅橋の「両方出ろ!!」という宣言を受けて、扉間と柚子越が前に飛び出す。

段竹は即座に頭を整理する。

箱学が一人で勝負すると思い込んでいたのは銅橋に誘導されていたのか——そう気づきながら、六代を出すタイミングを見極めようとする。

しかし「出ろ」と言おうとした瞬間、段竹は自分に問いかける。

逆の立場なら自分はできるのか——箱学の二人を相手に「上手に立ち回って勝ってこい」と一人の後輩に言えるのか。

自分にできないことを頼むのは「託す」とは言わない——。

「出るな、六代。加速する!!」

段竹は六代を出さず、自ら登りへと踏み込んだ。

その判断の根拠として浮かぶのは、卒業した先輩・手嶋純太との記憶だった。

去年のインターハイ後、段竹は手嶋に「キセキを信じる言葉って実現させるコツがあるんですか」と聞いたことがあった。

手嶋の答えは——「ある」。

キセキは準備した者のところへ来る。

何日も何週間も何ヶ月もかけて起こりうることを想定し、不足がないよう備える。

失敗したら考えて実行してまた考える。

「キセキは多分、丸い。放っておくと転がっていく。だから転がらないように器をつくっておく。」

そこまでやって初めて、キセキは気まぐれに転がってくる——キセキを信じるなら、最善を尽くせ。

その言葉を胸に、段竹は登りに入ってもまだ六代を引き続ける。

「前のハコガクにはオレが追いつく。おまえはオレの後ろで休んでろ。まだ残っているオレというカードが、今できる最善だ!!」

ボロボロの体のはずの段竹が、登りの中で箱学を追いかける。

観客がざわめき、銅橋が「マジか」と顔をこわばらせ、扉間が「うわ来た」と振り返る。

段竹竜包、まだ終わっていない。

ふもとに入った。山岳ラインまで残り5km、勝負はまだ続く。

弱虫ペダル RIDE.867(第867話) x(旧twitter)での反応

弱虫ペダル RIDE.867(第867話) 感想、まとめ、考察

手嶋純太という「先輩」の重さ

今週おじさんが一番震えたのは、手嶋純太の回想でした。

手嶋純太——2年目インターハイで古賀と共に総北を牽引した、「努力の塊」みたいな先輩。

自他ともに認める「弱い選手」でありながら、圧倒的な準備と頭脳でインターハイを駆け抜けた男。

彼が卒業して久しいですが、今週まさかの「キセキ論」という形で帰ってきた。

「キセキはある。コツがある」——このセリフだけで、希望が持てました。

手嶋先輩らしい答え方です。

夢みたいなことを、真顔で「ある」と言う。

でもその中身は泥臭いほど現実的な「準備論」でした。

何日も何週間も何ヶ月もかけて準備する。

問題が起きたらその日のうちにクリアする。

失敗したら考えて実行してまた考える。

そこまでやって、キセキは「来ない」。

——「は?」と段竹が驚くのも無理はない(笑)。

でもそこからが手嶋の真骨頂で、「そこまでやってやっとキセキを迎え入れることができる」と続く。

キセキは丸い。放っておくと転がっていく。だから器をつくる。

このイメージの詩的な美しさ——手嶋先輩、あなたは卒業しても総北の魂を後輩に伝え続けている。

とてつもなく刺さった言葉でした。

「自分にできないことを頼むのは、託すとは言わない」

今週の段竹のもう一つの核心がここです。

六代を出そうとした瞬間に立ち止まって、「逆の立場だったら自分はできるのか」と問い直す。

箱学の二人相手に、一人で上手に立ち回って勝ってこい——そう言えるのか。

これ、「託す」という行為の本質を突いた問いだと思います。

人に何かを頼むとき、私たちはしばしば「あとは頼んだ」という言葉を使います。

でもその「頼んだ」が自分の限界からの「丸投げ」なのか、相手を信じた上での「バトン」なのかは、全く別物です。

段竹は「まだ自分というカードが残っている」と判断した。

ボロボロでも、疲弊していても、まだ前を追える脚がある。

その状況で六代を一人で送り出すのは「託す」ではなく「逃げる」——そう段竹は判断した。

これ、めちゃくちゃかっこいい判断ですよ。

普通の人間なら「もう限界だから後輩に任せよう」と言い訳できる場面です。

おじさんならそうしてます……。

でも段竹は「最善を尽くしてから」というラインを下げなかった。

手嶋先輩の言葉が、段竹の中で生きていた。

登りに入っても引き続ける段竹——観客が驚く意味

「体デカいのに登るのか!?」という観客の声が今週の鋭い指摘ですが(笑)、これは実はロードレースにおいて重要な観点です。

前回の記事でも触れた通り、段竹の脚質はルーラー——平坦や長距離の安定した高出力が武器で、登りはクライマーに比べて不利です。

体が大きい分、重力に逆らうコストが高い。

だから普通なら「登り口でクライマーにバトンを渡す」のが定石です。

しかし段竹はそれをしなかった。

「まだ残っているオレというカード」——その言葉の意味は、「まだ六代を守れる距離がある」という判断です。

箱学の二人が先行している。京伏の二人もいる。

そこへ一年生を一人で送り出したら、孤立して潰される可能性がある。

だから自分が盾になって、少しでも近い位置までアシストする。

銅橋が「マジかあいつ」と顔をこわばらせたのは、予想外の粘りに驚いたからです。

さすがの銅橋もこれは計算外だった。

そして扉間の「うわ来た」という一言には、どこか「こいつ面白い」という色が混じっている気がして、おじさんは少し笑いました。

「3年生が出ると発狂する癖」に共感しかない

今週のツイートで「弱虫ペダルの3年生の存在が大きすぎて、3年生が出ると発狂する癖がついちゃった」という声がありましたが、おじさんも完全にそうなっています。

3年生というのはこの作品において、手嶋さん、つまり小野田くんが二年生のときの三年生です。

3年生というのは常に「最後」を背負っている存在です。

小野田も今泉も鳴子も真波も銅橋も今年が最後のインターハイ。

去年は手嶋くんが最後のインターハイだった。

その「最後」という重力が、一つ一つのシーンに凄まじいエネルギーを与えている。

最後のインターハイでそれを見て、震えた。

段竹が登りに入ってもまだ踏み続けるのは、最後だからこそ出し惜しみできないというキセキを信じ準備しておくということ。

「弱虫ペダルはまじで青春」というシンプルなツイートが、今週のすべてを言い表していると思います。

青春って、こういうことですよ。

ボロボロでも前を向いて踏み続けること。

おじさんはとっくに青春が終わっていますが、毎週この漫画を読むたびに青春の残り火を感じます。

次回への期待——六代蓮太の「初陣」はいつか

さて、段竹がまだ引き続けているということは、六代の「発射」はまだ先です。

山岳ラインまで残り5km——ここからどこで段竹は六代を出すのか。

手嶋の「キセキを迎え入れる器をつくる」という言葉を胸に、段竹は今この瞬間も「器」を作り続けています。

六代が山岳賞を獲るための条件を、一つ一つ整えながら走っている。

そして六代蓮太本人も、段竹の背中から「伝わってくる」と感じている。

元バスケ部マネージャーの1年生が、これだけの先輩たちの想いを全身で受け取って走るとき——どんな走りを見せるのか。

キセキを信じるなら、最善を尽くせ。

段竹は尽くし続けている。

だとすれば、キセキは——転がってくるはずです。

来週が待ちきれません!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました