【盤上のオリオン第89話】 生方「辞めるのもあり」(ネタバレ注意!)

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盤上のオリオン

週刊少年マガジン(2026/2/25発売)掲載の漫画 盤上のオリオン最新話の感想、考察をお届け。

以下、ネタバレを含みますので、ご注意ください。

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盤上のオリオン 第89話 最新話 あらすじ(ネタバレ注意!)

あらすじ

茅森月 9勝3敗

生方は死神に魂を抜かれている

生方「ごごごご心配おかけしてすみません 対局の余韻にひたってました」

生方「緊張感が覚悟が伝播する タケノコとの対局はつらくて苦しくて 楽しい対局だったので

生方「昇天してました

生方「あーあー終わっちゃったなぁ…楽しかったな…今辞めるのもありだなぁ

二宮「感想戦をしませんか?」

二宮「そうだ自慢してやろう

スマホでメッセージを送る

「今ブルーアルパカと指してるぞ!!」

「ブルパカと対面で指してるってどういう事?」

二宮「ブルパカは奨励会員になって僕たちに会いに来たんだよ」

彼方「あのブルパカが?ネット将棋の?

天才棋士久慈彼方四段

生方「電脳棋界四天王ムーンライト

盤上のオリオン 第89話 X(旧Twitter)での反応

盤上のオリオン 第89話 感想、まとめ、考察

燃え尽きた灰―対局後の生方

生方は死神に魂を抜かれている。

茅森月「ぎゃーー燃え尽きてる!!真っ白!!

この描写、まず笑ってしまいました。

でも同時に、すごくわかる。

全力を出し切った後の虚脱感。

燃え尽き症候群という言葉がありますが、まさにそれ。

生方は、二宮との対局で全てを出し切った。

憧れの人と、真剣勝負ができた。

それは喜びであり、同時に一つの区切りでもあった。

だから、灰になってしまった。

真っ白に燃え尽きてしまった。

形だけは残っているけれど、中身が空っぽ。

風が吹けば崩れてしまいそうな、儚い状態。

それが、全力を尽くした後の人間の姿なんですよね。

リアル対局の情報量―五感で感じる将棋

リアルの対局は押し寄せる情報量の濁流だ。

親指をかむくせがある。

呼吸が乱れるのがわかる。

対局時計の早さが一手一手で変わる。

その所作に心の変わりようが表れる。

仕掛けどころの空気がうすくなる。

この描写、本当に素晴らしい。

オンライン対局とリアル対局の違いを、見事に言語化しています。

画面越しでは、盤面しか見えない。

相手の癖も、呼吸も、緊張も、見えない。

でもリアルでは、全てが見える。

聞こえる。

感じる。

親指をかむ癖―これは相手が考え込んでいる証拠。

呼吸の乱れ―これは緊張や焦りの表れ。

対局時計を打つ速さの変化―自信のある手は早く、迷う手は遅い。

所作―駒を持つ手つき、盤面を見つめる目つき、全てに心が表れる。

仕掛けどころの空気の薄さ―これは臨場感ですね。

攻めに出る瞬間、場の空気が変わる。

こういった情報を、五感全てで受け取る

それがリアル対局の醍醐味であり、恐ろしさでもある。

情報量の濁流」という表現が的確です。

濁流のように押し寄せてくる情報。

それに飲み込まれそうになりながら、必死で対応する。

生方は、その濁流の中で戦い抜いたんですね。

緊張感と覚悟の伝播

生方「緊張感が覚悟が伝播する。タケノコとの対局はつらくて苦しくて、楽しい対局だったので」

生方「昇天してました」

「伝播する」という言葉が印象的です。

緊張感は、伝染する。

相手が緊張していれば、こちらも緊張する。

相手の覚悟を感じれば、こちらも覚悟を決める。

それが、対面での戦いなんですね。

画面越しでは、この「伝播」が起こらない。

でもリアルでは、盤を挟んで、お互いの感情が伝わり合う。

だから、つらい。

だから、苦しい。

でも、だから、楽しい。

この三つの感情が同時に存在する。

矛盾しているようで、矛盾していない。

本気で何かに取り組んだ人なら、この感覚がわかるはずです。

スポーツでも、勉強でも、仕事でも。

全力を尽くす時は、つらくて、苦しくて、でも楽しい。

その全てを味わい尽くした生方は、「昇天」してしまった。

キラキラと笑顔で「昇天してました」と言う生方。

この表情が、とても晴れ晴れしています。

悔いはない。

やり切った。

最高の時間だった。

そういう満足感が、顔に表れている。

月の気づき―生方の変化

月「この子…あの子よね。こんなにかわいい子だったかな。とてもいい顔してる

月が気づいたんですね。

生方が変わったことに。

以前の生方は、どこか影があった。

引きこもりだった過去。

人と関わることへの恐怖。

でも今の生方は、キラキラ輝いている。

「とてもいい顔してる」という月の言葉が、その変化を端的に表しています。

人は、本当に楽しいことを経験すると、顔つきが変わる。

目が輝く。

表情が柔らかくなる。

オーラが変わる。

生方は今、そういう状態なんでしょう。

二宮との対局を通じて、将棋の本当の楽しさを知った。

リアルで戦うことの喜びを知った。

だから、こんなにも美しい顔になった。

月は、女子として、そして先輩として、生方の成長を感じ取ったんですね。

木佐貫の危機感―悔いない将棋人生は早すぎる

木佐貫「悔いのない対局はあっていい。そんな顔しないでくれよ。悔いない将棋人生はまだ早すぎる」

木佐貫「早すぎんで生方」

ここで木佐貫が焦ります。

生方の「いい顔」を見て、危機感を抱いた。

この子、満足しちゃってる。

ここで終わりだと思っちゃってる。

木佐貫の恐れていたことが、現実になろうとしている。

「悔いのない対局はあっていい」という言葉が優しい。

一つ一つの対局で、悔いを残さず戦うことは大切。

それは認める。

でも、「悔いない将棋人生」は違う。

まだ20歳にもなっていない生方が、「これで思い残すことはない」という顔をしている。

これは、木佐貫にとって見過ごせない。

あなたの将棋人生は、まだ始まったばかり。

ここで満足して終わってどうする。

もっともっと、先がある。

木佐貫の焦りと、愛情が、この言葉に込められています。

終わりを考える生方

生方「あーあー終わっちゃったなぁ…楽しかったな…今辞めるのもありだなぁ

と将棋会館の廊下を歩く。

最高の経験をした後、「ここで終わってもいいかな」と思うこと、ありますよね。

これ以上の幸せはないかもしれない。

これ以上の感動はないかもしれない。

だったら、この余韻に浸ったまま、終わってもいいんじゃないか。

生方にとって、二宮との対局は、人生最高の瞬間でした。

引きこもりから抜け出すきっかけをくれた人。

憧れの電脳棋界四天王のリーダー。

その人と、真剣勝負ができた。

もう、これで十分じゃないか。

そもそもリアルで会おうと誘われて奨励会員になっただけ…。

奨励会を辞めてもいいんじゃないか。

そう考えるのも、自然なことです。

でも、物語はここで終わらない。はず…。

運命の再会―二宮からの誘い

そこへ二宮が前から歩いてくる。

二宮「やぁブルパカ」

生方「ここここんにちわ たけのこ」

二宮「生方橙和さん。ボクと指しませんか?」

生方「将棋ですか…?」

二宮「感想戦をしませんか?」

このタイミング、完璧すぎませんか?

生方が「終わってもいいかな」と思った、まさにその瞬間。

二宮が現れて、「もう一度指そう」と誘う。

これは偶然なのか、それとも二宮が意図的に待っていたのか。

おそらく後者でしょう。

対局を終えた生方の顔を見て、悟ったのかもしれない。

この子は、ここで満足してしまうのでは…。

だから、もう一度引き戻さなきゃいけない。

感想戦という名目で、もう一度盤に向かわせる。

将棋を続けるという想いを、もう一度引き出させる。

二宮の優しさと、計算が、この行動に表れています。

次回この意図がはっきりしてくることでしょう!

ヘッドホンを外す理由

二宮「ヘッドホンはいいの?」

生方「みみんなの駒の音を聞きたいので」

この変化、大きいですよね。

以前の生方は、ヘッドホンで周囲の音を遮断していました。

人の声、駒の音、全てが怖かった。

自分の世界に閉じこもっていた。

でも今は違う。

「みんなの駒の音を聞きたい」

周囲と繋がりたい。

一人じゃなく、みんなの中にいたい。

この心境の変化が、ヘッドホンを外すという行動に表れています。

そして、ハニカム大阪の会員たち。

二宮、月、木佐貫、市川。

みんなが「お願いします」と声をかける。

生方も、他の会員たちと一緒に「お願いします」と返す。

生方は今、仲間の一員になっている。

孤独な引きこもりではなく、大阪の奨励会員という居場所を持つ一人の棋士として。

二宮の自慢―無邪気な一面

二宮「そうだ自慢してやろう」

スマホでメッセージを送る。

「今ブルーアルパカと指してるぞ!!対面で。良いだろ」

この二宮、可愛いじゃないですか(笑)。

普段はクールで、盤上では容赦ない二宮。

でも、こういう無邪気な一面もあるんですね。

「良いだろ」って、まるで子どもです。

友達に自慢したくなる気持ち、わかります。

電脳棋界四天王の仲間たちに、「俺、今ブルパカと会ってるんだぜ!」って言いたい。

オンラインで何年も一緒に戦ってきた仲間が、リアルで会えた。

それが嬉しくて、自慢したくなる。

この人間臭さが、二宮のキャラクターを深めています。

天才棋士であり、厳しい指導者であり、でも普通の少年でもある。

そんな多面性が、魅力なんですね。

久慈彼方の登場―電話越しの驚き

突然スマホの着信がある。

驚く二宮と生方。

電話口「ブルパカと対面で指してるってどういう事?」

二宮「アオから聞いてない?じゃあ清太郎にも言ってないかな。

ブルパカは奨励会員になって僕たちに会いに来たんだよ。」

彼方「あのブルパカが?ネット将棋の?」

天才棋士 久慈彼方 四段。

生方「電脳棋界四天王ムーンライト」

ついに、久慈彼方が登場しました!

電話越しですが。

電脳棋界四天王の一人、ムーンライト。

そして、茅森月のライバルでもある天才棋士。

彼方の驚きが伝わってきます。

「あのブルパカが?ネット将棋の?」

彼方も、オンラインで生方と戦ったことがある。

その生方が、リアルに現れた。

しかも奨励会員になって。

これは、電脳棋界四天王全員にとって、衝撃的なニュースだったはずです。

画面の向こうの存在が、こちら側に来た。

それは、まるで異世界の住人が現実世界に現れたようなもの。

彼方の反応が、その驚きを物語っています。

電脳棋界四天王の繋がり

この電話のシーンで、電脳棋界四天王の関係性が見えてきました。

二宮(タケノコ)、佳澄碧(ノベンバー11)、鞍馬清太郎(キノコ)、久慈彼方(ムーンライト)。

彼らは、オンラインで繋がっている仲間。

リアルでは別々の場所にいても、スマホで連絡を取り合っている。

そして、お互いの近況を報告し合っている。

「アオから聞いてない?」「清太郎にも言ってないかな」

この会話から、彼らが頻繁にコミュニケーションを取っていることがわかります。

ただのオンラインゲーム仲間ではなく、本当の友人関係。

そして、生方は彼らにとって「伝説の対戦相手」だったんでしょう。

何度も戦った、印象深いプレイヤー。

その生方が、リアルで現れた。

これは、四天王全員にとって特別な出来事なんですね。

次回への期待―物語の広がり

第89話は、一つの対局が終わり、新しい展開が始まる予感を感じさせる回でした。

生方は「終わり」を感じていた。

でも、二宮が引き戻す!?

そして、久慈彼方という新たな存在も物語に関わってきた。

次回以降、どんな展開が待っているのでしょうか。

生方は、本当に奨励会を続けるのでしょうか。

それとも、一度は辞めようとするのでしょうか。

久慈彼方は、生方とどう関わるのでしょうか。

電脳棋界四天王の他のメンバーも登場するのでしょうか。

期待が膨らみます。

まとめ―燃え尽きた灰から再び

生方は、燃え尽きました。

真っ白な灰になるまで、全力を尽くしました。

でも、灰は風に吹かれて消えるだけではありません。

灰の中から、新しい芽が出ることもある。

不死鳥は、灰の中から蘇る。

生方の物語も、ここで終わりではないでしょう。

燃え尽きた灰から、もう一度立ち上がる。

その瞬間を、私たちは見届けることになるはずです。

リアル対局の情報量の濁流。

五感で感じる将棋の楽しさ。

仲間との繋がり。

そして、まだ見ぬ可能性。

生方の前には、まだまだ道が続いている。

木佐貫の言う通り、「悔いない将棋人生はまだ早すぎる」のです。

次回も、楽しみに待っています。

生方が、どんな顔で盤に向かうのか。

その姿を見届けたい。

心からそう思います。

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